[メイン] : x5 3d6 #1 (3D6) > 16[6,4,6] > 16 #2 (3D6) > 10[3,6,1] > 10 #3 (3D6) > 10[4,2,4] > 10 #4 (3D6) > 12[4,2,6] > 12 #5 (3D6) > 11[3,4,4] > 11

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) :  

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) :  

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) :  

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────ん……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 真っ暗な視界、そして頬に伝わる冷たい、感触。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : それと、体全体を揺さぶられるような感覚。
………んん……?

[メイン] 徐福 : 「…ふぁあ…ん~~…あと5年…」
間抜けな寝言を呟く

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : まず初めに、自室とは違う匂いに違和感を
そして─────。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……え?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 聞きなれない声。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : この場に、どうやら自分以外2人いる。

[メイン] : 「ねえ…ねえ、大丈夫ですか?」

[メイン] 徐福 : 「…んん…」

[メイン] 徐福 : 「大丈夫…大丈夫ってそんな…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……!?え、えっ……!?だ、誰ですか……!?」

[メイン] 徐福 : 「あ~~~納期ッ!!!!」
わたわた飛び上がる

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 目をパチパチとさせ起き上がる。

[メイン] 徐福 : 「寝ちゃ…あれ?」

[メイン] 徐福 : 「ん?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そして─────のんびりとした声の少女と……もう1人の少女へ、視線を。

[メイン] 木山楓 : 「おっと。…その様子だと大丈夫なようですね」

[メイン] 徐福 : 「え?」

[メイン] 徐福 : 「どなた様?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 青色の瞳と、ベージュのショートヘアの少女は
……口を、ぽかーんとしていた。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「と、というか、ここ、どこです……?……え?あ、あなた達は……?」

[メイン] 徐福 : 「…ん~~?」
大きな帽子をかぶり直しつつ周りを見て

[メイン] 徐福 : 「いやそっちこ…」

[メイン] 徐福 : 「ううん???」

[メイン] 徐福 : 「どこ此処!?」

[メイン] 徐福 : 「うぇ、駅!?」

[メイン] 徐福 : どう見ても駅の案内板があるし、どう見ても改札の前なのだがいやでも…

[メイン] 木山楓 : 「驚くのも無理ないですね。僕も最初はそうでしたし」

[メイン] 徐福 : 「寝ぼけて出社してた…?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………と言いますと……えーと……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「お二人も……何も知らずに、ここへ……?」

[メイン] 徐福 : 「お恥ずかしながら」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 少し眉を顰めながら、訝しげに思うように、頭に手をやりながら思考に。

[メイン] 徐福 : なんだか情けない可能性が浮かび上がり脳が冷え込む

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………誘拐犯でしたら、縄で縛って、ということをしそうですし
 そもそもお二人の反応からして……疑う余地は、今は無さそう、ですね……」

[メイン] 木山楓 : 「まあそんな感じですね。目覚めたらここにって感じです」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────あれ。

[メイン] 徐福 : 「う~ん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……………?」
覚えていない。

[メイン] 徐福 : 「というか」

[メイン] 徐福 : 「地下鉄にしては人居なさすぎだしなんかおかしくない?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……言われてみれば……そう、ですね」
地下鉄をぐるりと見渡しながら。

[メイン] GM : 一般的な都内の地下鉄駅といった様子。
しかし、壁にある駅名を示す看板には「イマ駅」と書いてある。
ざっと見渡すと、券売機、改札、売店、公衆電話、シャッターの下りた階段、エレベーターなどが見える。
また、時計は11:59を示している。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そ、それに、その……私……
 ………何も、覚えていなくて……」

[メイン] 徐福 : 「それは私もかも、寝落ちてたからその前から怪しいけど」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : どうして、ここに……?ここに来るまでの直前の記憶が、曖昧過ぎる……。
異様なくらい、不気味なくらい……。

[メイン] 木山楓 : 「なるほど。皆さんも僕と同じのようですね」

[メイン] 徐福 : 「う~~~ん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……!?お、お二人とも!あれを!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : イマ駅、とかかれた札を指差す。

[メイン] 徐福 : 「?何かあった?カメラとかある?」

[メイン] 徐福 : 「イマ駅~~?」

[メイン] 徐福 : 「か、片仮名…?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「す、すみません、カメラは、えーと……スマホなら……」
ごそごそとポッケと探りながら。

[メイン] 木山楓 : 「そうです、ここはイマ駅っていうそうですよ」

[メイン] 徐福 : 「ああいやドッキリのカメラの事だから大丈夫…」

[メイン] 徐福 : 「…あ、携帯か、私も探せばよかった」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あっ、そ、そっちでしか……いや、でも確かにそうですよね
 ……こんなの、ドッキリを疑いますよ」

[メイン] GM : 直樹がポケットを探ると、持ち物は財布や携帯電話も含めすべてなくなっていることがわかる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………え」

[メイン] 徐福 : 人形型ポーチの中を漁るが…

[メイン] 徐福 : 「えっ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あ、あれ……スマホが、ない……!?」

[メイン] 徐福 : 「ええ…」

[メイン] 徐福 : 「うそお!?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「現在地を調べようと思ったのに、ど、どうして……!?
 え、あ、あなたも、ですか……!?」

[メイン] 徐福 : 「切符代も無いじゃん!?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……!?」

[メイン] 木山楓 : 顎に手を当て、2人の様子を見ている。

[メイン] 徐福 : 「あ~~~~う~~ん…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………ま、待ちましょうっ!一旦、冷静に!そう、冷静に……」
ふぅ、ふぅと呼吸しながら、自分の心臓の鼓動も抑える。

[メイン] 徐福 : 「しゃーない、案内窓口探さない?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そして、その言葉にこくりと頷く。

[メイン] 徐福 : 「ドッキリだとしても、なんかおかしい事だとしても」

[メイン] 徐福 : 「八方塞がりになっちゃったし…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そう、ですね……まずは……それがいいと思います」

[メイン] 徐福 : 「…えーっと」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あ、私、直樹 美紀と言います えーと……ただの高校生で
 ……そのくらいです」
特に特徴の無い自己紹介を二人へ。

[メイン] 徐福 : 「私徐福、木っ端研究員」

[メイン] 徐福 : 「そしてそっちの…ボーイッシュなのは?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 研究員……!?なるほど……通りで、すごく冷静な方だと思いました。
知的な印象です。

[メイン] 木山楓 : 「ああ、そういえば自己紹介がまだでしたね」

[メイン] 徐福 : 視線を木山に

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ちらりと、木山の方へ向ける。

[メイン] 徐福 : 「うん、まぁ何かあるとき名前も知らないと困るし」

[メイン] 木山楓 : 自分の名前は木山楓。林崎市内の公立高校「林崎第一高校」の2年生であると2人に教える。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あ、同学年だったんですね、よろしくお願いします」
ぺこりと、木山へ会釈。
丁寧語は抜けない。

[メイン] 徐福 : 「うぇ、皆年下か…」

[メイン] 徐福 : 「仕方ない、困ったことにならないと良いけど…」

[メイン] 徐福 : 何せ社会的地位が危ういし給料も少ないから、もしこれで問題が起きたら

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……あの、こういう時は、なるべく離れ離れにならない方がいいと思います」
まるで、"何か"を経験してきたように。

[メイン] 木山楓 : 直樹さんと徐福さんですね、わかりました。とうなずく。

[メイン] 徐福 : 実質的には保護者責任になるのだ、たぶん

[メイン] 徐福 : 「そうしてそーして」

[メイン] 徐福 : 「迷子になったら困るし、まぁ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : それにしても、イマ駅、ですか……。
……そんな駅は、ありましたかね……。

[メイン] 徐福 : 「じゃあ行こっか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : イマ駅に対し、オカルト判定は可能です?

[メイン] GM : 直樹は<アイデア>どうぞ!

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : CCB<=(14*5) 【アイデア】 (1D100<=70) > 91 > 失敗

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 🌈

[メイン] 徐福 : あ、そうだ

[メイン] GM : この駅がどこかに似てると思いますが思い出せませんね

[メイン] 徐福 : 電車の時刻表ある?電子でも物理でも

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」
……だめだ、何も思い浮かばない……。
既視感はあるような気がするけど……知らない場所だ。

[メイン] 徐福 : 多分モニターかな

[メイン] 徐福 : モニター目星出来るかな?

[メイン] GM : 宣言だけで大丈夫ですね

[メイン] 徐福 : じゃあ判定無しか、かくにーん

[メイン] GM : ●モニター
地下鉄駅のホームの様子を映しているようだ。
しかし、改札の向こうに見えるホームには人が全くいないのに対し、映像の中の駅にはちらほら人が居る。
様子を見ると、映像の中にいる人はどれも作業服を着ており、何か工事を行っている様子。
また、画面の右上には「CH0」(チャンネルゼロ)と表示されている。

[メイン] 徐福 : 「…ん~?」

[メイン] 徐福 : その映像の構造はコッチと一緒?

[メイン] 徐福 : 逆さまだとか鏡写しだったりする?

[メイン] GM : 構造は同じに見えますね

[メイン] 徐福 : 把握~

[メイン] 徐福 : 「なにこれ、録画?」

[メイン] 徐福 : 「おっかしいな、こっちだと人が居るけども」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……なんだかおかしいですね」

[メイン] 徐福 : 「CH0…?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「木山さんは、初めに起きていたみたいですけど……
 人の姿とかは、ありませんでしたか?」

[メイン] 木山楓 : 「僕は少しウロウロしただけですね」

[メイン] 木山楓 : 「エレベーターに乗って外に出ようとしても、いつの間にかまたここに戻ってきてしまって、人の姿は見ていませんね」

[メイン] 徐福 : 「…動きはした?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………えっ……!?で、出られないんです……!?」

[メイン] 木山楓 : 「動きはしました」
徐福にうなずき

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : なんだか、悪い夢でも見ているようだ。
まだ、あの頃よりかは幾分かマシには思えるけど。
そう思っていると、足を掬われてしまう。

[メイン] 徐福 : 「…悪い予感がしてきたかも」

[メイン] 徐福 : 「うへぇ~…」

[メイン] 木山楓 : 「そうですね。出られないんですよ」

[メイン] 徐福 : 「まぁそうか、最初からおかしい」

[メイン] 徐福 : 「駅の中で倒れてて真っ先に"職員以外"が起こすわけないじゃん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、それでも……ここに留まり続けてもおそらくは……ですから
 ……色々、探り回ってみる必要がありそう、ですね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと、徐福の言葉に頷く。

[メイン] 徐福 : 「じゃあこれ、良くてドッキリで…悪くて」

[メイン] 徐福 : 「…ん~」

[メイン] 徐福 : このモニターCH変えられる?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : まともに出口へ向かおうとすれば、出られない。
……何か、工夫が必要に思える。でも、その工夫を要するためのヒントが
手掛かりが今は、何も無い……。

[メイン] GM : モニターにそういったボタンは見当たりませんね

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 危険は承知の上。でも─────動かないままじゃ、きっと私達はもう
もしかしたら、一生ここから出られない、或いは……。
……そんな悲劇は、起こしたくないから。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ちょ、ちょっと私、駅員さんが本当にいないか、探してきます!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そう言い、事務室へと足を運ぶ。

[メイン] 徐福 : 「ああ待って!」

[メイン] 徐福 : 「一人で行かれたら…あーもう!」
とことこ着いていく

[メイン] 木山楓 : 2人に後ろについていく。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 事務室は開きますかね?ノックしてから入ってみたいです。

[メイン] GM : ●事務室
ガラス越しに事務室の中をのぞくと、事務室の中はまったくと言っていいほど何もなく、パイプ椅子に座った駅員の男が気怠そうに事務室の向かい側の壁に設置されたモニターを眺めている。
また、事務室には小窓があるものの、中へ入るための扉が一切ないことに気付く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「徐福さん、木山さん!」

[メイン] 徐福 : 「…あれ?ああ居るんだ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : はい!と頷く。

[メイン] 徐福 : 「よかったぁ~…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「これで話を聞けるはずです……!はい、とっても良かったです……!」

[メイン] 徐福 : 「…いやおかしいじゃん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………え?」

[メイン] 徐福 : 「だって、普通の駅員さんが」

[メイン] 徐福 : 「寝てる私たち放置するかな…?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………あ……そ、それは……たし、かに……」

[メイン] 木山楓 : 「話しかければわかりますよ」

[メイン] 徐福 : 「なーんか怪しいぞ、ちょっと待って」
ポーチではなく

[メイン] 木山楓 : 自分はもう試したというような顔で。

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そうして、ぼーっとしている事務員を見る。
……あれ?そもそもこの事務室……扉は……?

[メイン] 徐福 : 「…ああそういう」

[メイン] 徐福 : 「しゃーない、行くしかないなぁ」

[メイン] 徐福 : 「一応私が行くよ、もう行ってそうだけども」

[メイン] 徐福 : 普通の基準で焦っても、なのかと思うと

[メイン] 徐福 : いやーな諦めが来る、不快だなぁ…

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………!……わかりました、お願いします」
この中ではおそらくは、成人済みな彼女。
こういったことに適任なのは、おそらくは彼女だ。

[メイン] 徐福 : と、言う事で

[メイン] 徐福 : 一応ノックして入り

[メイン] 徐福 : 「すいませーん」

[メイン] 徐福 : 「落し物無いですか~」

[メイン] 徐福 : 実際困ってる事を言いつつ

[メイン] 駅員 : 「どうかしましたかー」
けだるげな口調で応える。

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「落し物の届出とか~」
ロボットでは?

[メイン] 駅員 : 「落とし物ー?」

[メイン] 駅員 : 「私は改札を勝手に通る人がいないか見張るためだけにいるようなもんですからー、それ以外のことではお力になれませんよー」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「そっか~」

[メイン] 徐福 : モニターが写してるのは改札?

[メイン] GM : 駅の様子を写した映像ですね

[メイン] 徐福 : そっちはCHとかある?

[メイン] GM : 同じくCH0です
というか目の前のモニターを見ていますね

[メイン] 徐福 : ああそれ見てるのね

[メイン] 徐福 : おっけー

[メイン] 徐福 : 他に何も置いてないんだよね此処

[メイン] 徐福 : なら退室

[メイン] GM : そうですね

[メイン] 木山楓 : 「なにか情報を得られました?」

[メイン] 徐福 : 「なにも」

[メイン] 徐福 : 「でもまーわかった」

[メイン] 徐福 : 「困ったことになったなぁコレ」

[メイン] 木山楓 : でしょうね。とため息を吐く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……と言いますと……?」

[メイン] 徐福 : 「なんかオカルティズムに溢れた感じぃ…?」

[メイン] 徐福 : 「少なくともまともな駅員さんは居なさそうなのと」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「オ、オカルティズム…… ……怪しさ満天ってところですか」

[メイン] 徐福 : 「…切符が欲しいかな」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ちらりと、改札口と、そして自分達の後ろにある券売機を見て。

[メイン] 徐福 : 「ICOCAでもPASMOでもSUICAでもいいけども」

[メイン] 徐福 : 「お金が無いからね~…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「普通には帰れないみたいですからね
 ……そうなりますと、別駅で……?」

[メイン] 徐福 : 「でもまぁ見るだけ見てみようか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : はい、と頷く。

[メイン] 徐福 : 「でもそれは出れないんじゃないかな?」

[メイン] 徐福 : 「いや、試しても良いか…」

[メイン] 徐福 : ぶつぶつ考えつつ階段に向かう

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「わかりません……今は、本当に何もかもが分からない状態ですから……」

[メイン] 徐福 : 「まぁね」

[メイン] 徐福 : 「でも多分だけど…あ~~…」

[メイン] 徐福 : 「改札を通るのが一区切りな気がする」

[メイン] 徐福 : 「…良くも悪くも」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………」

[メイン] 徐福 : 「あとまぁ勝手に通るのは最終手段にしときたいかなぁ…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : あの改札を潜るということの意味。
……それが普段、私達が使っているようなあり方とは、また別なような気もしてならない。
ただそれは、予感でしかない。推測にもなっていない。

[メイン] 徐福 : 「えっと、直樹ちゃんと木山ちゃんは怖い映画とか見るタイプ?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………あまり好んでは見ない、ですね」

[メイン] 木山楓 : 「怖い映画ですか?たまーにですかね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 思い出してしまうから。

[メイン] 徐福 : 「ん、じゃあ具体的にいう方が良いか…」

[メイン] 徐福 : 「多分アレだよね、怪談みたいな話になってるよねコレ…」

[メイン] 徐福 : 明らかに怪しいし、というかおかしい…

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………それは、はい……少なくとも、人の手で起こされたものとは
 あまり思えないと言いますか ……規模が少し、大きく感じます」

[メイン] 徐福 : 「と、いうことでまぁ…」

[メイン] 徐福 : 「何とかするにも、頓智みたいにはいかないだろうなって」

[メイン] 徐福 : 「…あ、あ~そうだ」

[メイン] 木山楓 : そうですね。と周りをキョロキョロ見ながらうなずく。

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃん、時間ってさ~、進んでる?」

[メイン] 徐福 : 「少し前から起きてたみたいだし」

[メイン] 徐福 : 「あ、時間というか時計…」

[メイン] 木山楓 : 「そうですね…30分くらい前かな?私が起きたのは」

[メイン] 徐福 : 「その時は…11:30分くらい、だったかな…?」

[メイン] 木山楓 : 首を左右に振る。

[メイン] 徐福 : 「…11:59?」

[メイン] 木山楓 : 「11:59と12:00を交互に繰り返していて、正確な時間はわかりません」
構内の時計の方を指さして。

[メイン] 徐福 : 「交互ぉ!?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「時間が、止まっている……?」

[メイン] 徐福 : 「そっかー戻ってるかー…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ふぅーむ……と唸りながらも、少しでも情報を得るために
券売機へと視線を移し、そのモニターを押してみる。
……ここが普通の駅じゃないとしたら……じゃあ……?

[メイン] GM : ●券売機
壁に券売機が並んでいる。一見普通の券売機のようだが、硬貨投入口がある部分には大きな黒い穴(ペットボトルのごみ箱の穴くらいの大きさ)が開いている。
液晶画面には「カード発行」「カードへチャージ」と書かれたボタンが表示されている。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………?…なんでしょうこの穴……」
黒い穴は目星可能ですか?

[メイン] GM : 腕も余裕で入るような大きい穴。中を覗いてみるならば、穴は奥が見えないが、穴の壁面には何やら刃物のようなものが見える。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────っ……!?は、刃物……!?」

[メイン] 徐福 : 「…原始時代の硬貨向け?」

[メイン] 徐福 : 「なわけないか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : あまりにも異質過ぎるそれに、ぶるりと体が震えながらも。
……カード発行、と書かれたそのボタンを見て。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「わ、わからないです……何も……」

[メイン] 木山楓 : 「ええ…何ですかそれ…」

[メイン] 徐福 : 「カード、カードかぁ」

[メイン] 徐福 : 「切符は無しか…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「徐福さんがおっしゃってたように……Suicaみたいなもの、ですかね……」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「発行……お金はいるんでしょうねこれ、いくら必要なんでしょうか……?」

[メイン] 木山楓 : 「あ、カードなら」
といって、ポケットから取り出す。

[メイン] 徐福 : 「え?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ポチ、とカード発行ボタンを押しつつ、え?と

[メイン] 木山楓 : 取り出したカードには「木山 楓」という名前と「90」という数字が書いている。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あれ!?き、木山さん、もうカード発行したんですか……!?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ……90……?年齢、とかじゃないですし。なんでしょう……。

[メイン] GM : 直樹が券売機のボタンを押すと

[メイン] : 「現在お客様がたのカードの発行準備を行っております。発行までには最大一日ほどかかることがありますので、恐れ入りますが発行準備ができるまでお待ちください。」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……………え?」

[メイン] 徐福 : 「…え~?」

[メイン] GM : という音声が流れます。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 自動音声に、ぽかん、とする。

[メイン] 徐福 : 「長くない?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、そうですよね!?」

[メイン] 徐福 : 「…ふうむ」

[メイン] 木山楓 : その様子を見て

[メイン] 徐福 : ポッケを漁ってみる

[メイン] 木山楓 : 「おかしいな、僕の時はすぐに発行されたのに」

[メイン] 徐福 : 「あ、発行したんだ」

[メイン] 木山楓 : コクコクと頷く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「え!?改札潜って色々調べてみたいのに……これじゃあ……」

[メイン] 徐福 : 「…ちょいまち」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「!? き、木山さんはすぐ発行できたんですか……!?」

[メイン] 徐福 : 「そのカード改札に使った事ある?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 徐福の質問が気になり、こくこくと頷きながら、木山へ視線を。

[メイン] 木山楓 : 「いえ、まだ使ってませんね」

[メイン] 徐福 : 「おっけー」

[メイン] 木山楓 : なにがあるかわかりませんし、と続ける。

[メイン] 徐福 : 「じゃあまだ温存した方が良いね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……となりますと、ふむ、ふむ……」
顎に手をやりながら。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………そう、ですね……それと、木山さんのそれは大きな手掛かりです」

[メイン] 徐福 : 「んーと、有料ではないってことだろうし」

[メイン] 徐福 : 「よし、仕方ない」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……チャージ、と言いますと……そのカードに書いてある90という数字は
 ……チャージされてある量、ですかね……?」

[メイン] 徐福 : 「ん~でも」

[メイン] 徐福 : 「初期からチャージしてあるのもわかんないけど…」

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃん、チャージしたとか?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そうしてちらりと、再び券売機へ視線をやってみる。

[メイン] 木山楓 : 「チャージはしてませんね。発券しただけです」

[メイン] 徐福 : 「よね」

[メイン] GM : 券売機の上には路線図がある。しかし、駅は二つしか書いていない。「イマ → アノヒ」
運賃なども書いていない。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……?」
……イマ駅と、アノヒ駅………?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : なんだか、不気味で仕方ない。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………」
でも、知らなくちゃ、何も始まらない。

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 恐怖心しかないけど、でも……立ち止まり続けたら、失ってしまうんだ。

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ポチ、と「カードへチャージ」ボタンを押してみる。

[メイン] 徐福 : 「まず階段…うぇ!?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 一体、"いくら"必要なんだろう?

[メイン] : 「カードのクレジットを追加します。カードを挿入してください。」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……すみません、徐福さん、木山さん」

[メイン] GM : 音声が流れますね

[メイン] 徐福 : 「すみませんじゃなーい!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………もう少し、調べてみたいんです」

[メイン] 木山楓 : 「まあ気持ちはわかりますよ」

[メイン] 徐福 : 「…いや、まぁそれはわかるけど…あー仕方ない」

[メイン] 徐福 : 「入れよっか、カード」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……う、そう、ですね……少し木山さんには申し訳ありませんが……」

[メイン] 徐福 : 「普通に考えて作業中止できるはずだし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 私のカードが発行されれば、それを入れて確かめていたところですが……。

[メイン] 木山楓 : 「そうですね。ものは試しです」

[メイン] 徐福 : 「ダメなら…まぁその時かぁ」
嫌な顔をしつつ

[メイン] 木山楓 : そういってカードを挿入する。

[メイン] GM : 続けて合成音声が流れる。

[メイン] : 「お支払方法を以下の四つからお選びになり、挿入口へ挿入してください」
「1.右腕 60点 2.左腕 60点 3.右脚 70点 4.左脚 70点」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ぞわり。

[メイン] 徐福 : 「はーい中止!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 点数の意味、そして刃物の意味が、分かった。

[メイン] 徐福 : 「そんなこったと思ったよ!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「っ……!こ、これ、あ、じ、じゃあ……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 代金は─────"自分達自身"。

[メイン] 木山楓 : 「僕もこんなのごめんですよ」
即座にカードを引き抜く。

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「まぁ最終手段にしてもナシとして」

[メイン] 徐福 : 「ちょいまち」

[メイン] 徐福 : 「仮に90を点数とすると、とんでもない数値じゃない?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ごくりと、唾を飲み込む。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : それは、美紀も思ったことであった。

[メイン] 木山楓 : 「そうですね。何が90なんでしょうか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………90の意味することが、そういうことなのであれば
 はい……」

[メイン] 徐福 : 「…発行も胡散臭そうだけど、そこは置いとくしかない」

[メイン] 徐福 : 「少なくとも今五体満足じゃん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。情報は得た。
"ただ"では、改札を潜れない、ということが。

[メイン] 徐福 : 「…たーだ、あ~…」

[メイン] 徐福 : 「いやまぁでも」

[メイン] 徐福 : 「そもそもカードが人数分無いとどうしようもないんだよな~…」

[メイン] 徐福 : 困ったように周りを見ていると

[メイン] 徐福 : 背後にある電話のようなものが目に付く

[メイン] GM : ●公衆電話
見た目は普通の公衆電話が置いてある。
ただし、硬貨を入れるところはなく、「この電話はカードでのみご利用いただけます」と書いてある。
電話にはシールで「管理者からのメッセージ再生は、カードを入れてから#13を入力してください」とある

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「保留!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、そうですね、さすがに木山さんのカードは使えませんから」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : えーと、えーと、他に情報は……とキョロキョロと探し。

[メイン] 徐福 : 「…ん~~」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 販売機の横にあったコインロッカーへ。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……中に何か入っていたり、とか……?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 開けられます?無理なら鍵開けやってみます

[メイン] GM : ●コインロッカー
ロッカーはNo.1から10個あり、No.1からNo.7までは使用中の赤いランプがついている。
また、それぞれのロッカーには名札がついている。
No.8には木山の名前が、NO.9以降には探索者たちの名前が書いてある。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………え……?」
─────自分の、名前……?

[メイン] 徐福 : 「おや」

[メイン] 徐福 : 「…ふーむ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 自分の名前が書いてあるロッカーへ、震えを感じつつも。
─────そぉーっと、手を伸ばす。

[メイン] 徐福 : 開く?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……す、少し、確かめてみます」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 私も開けてみます。

[メイン] 徐福 : 「私も」

[メイン] GM : 探索者のロッカーには所持品が壊れた状態で入っている。

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : がっくり

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────え?」

[メイン] 徐福 : 「私の…グッズが…」

[メイン] 木山楓 : 「あ、僕の名前もありますね?」
なんでだろうと言いながらロッカーを開く、

[メイン] GM : 木山のロッカーにはバラバラになった竹刀とぼろぼろになった予定帳が入っている。

[メイン] 徐福 : 「最悪!」

[メイン] 木山楓 : 「ぼ、僕の竹刀が…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「な、なんで……こんな、壊れた状態……痛っ………あ、頭が……」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 目星します

[メイン] 徐福 : 壊れ方に何か特徴とかあります?

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 徐福 : ccb<=90 道術 (1D100<=90) > 28 > 成功

[メイン] GM : 激しい雨風を受けたような壊れ方をしていますね

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「………」

[メイン] 徐福 : 「風化?劣化……?」

[メイン] 徐福 : 「壊すにしても壊し方おかしくない?」

[メイン] 徐福 : 「野外放置EXって感じじゃん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………何も、覚えていません、が……
 ……はい……これは、あまりにもおかしいです
 こんなことにした覚えは一切……ありません……」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : どうしてこうなってしまったか─────?
……ヒント、ヒント、ヒント……。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : あ。

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 徐福 : 「いったんこれも保留」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「木山さん、その予定帳」

[メイン] 徐福 : 「多分使えるものは無さそう………ん?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────私達が、直前に何をしていたか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「わかるんじゃないでしょうか……?」

[メイン] 木山楓 : 「はいい?」
竹刀に向けていた顔を直樹の方へ。

[メイン] 木山楓 : 「あ、そうですね」
ちょっと待ってくださいと予定帳を取りだし、読み上げる。

[メイン] GM : 予定帳の中を確認すると、「部活」や「テスト」など普通の高校生の予定帳のような感じ。
なお、7/8の予定は「特別稽古 陸奥先生お迎え 石垣駅12:00」とある。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……石垣駅、12時……?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「駅……」

[メイン] 徐福 : 「駅違いだけども」

[メイン] 徐福 : 「……ただ時間はま~」

[メイン] 徐福 : 「推定、前後中……?」

[メイン] 木山楓 : 「そういえば」

[メイン] 徐福 : 「?」

[メイン] 木山楓 : 「ここって、石垣駅に似ていませんか?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 石垣駅。ボロボロになった私達の持ち物。雨風の痕。
………繋がりそうで、まだ繋がらない。

[メイン] 徐福 : 「………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……い、言われて、みれば……?」
きょろきょろと。

[メイン] 徐福 : 「…………おっけーそうかも、というか」

[メイン] GM : 駅の構造が、自分たちが日常よく利用する林崎市内の「石垣駅」そのものであるとわかる。現在いるのは「南改札口」と同じ構造であるということもわかる。

[メイン] 徐福 : 「たぶんそうか」

[メイン] 徐福 : 「………おっけーおっけー」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : モニターの駅名表示はイマだったっけ

[メイン] GM : イマですね

[メイン] 徐福 : おっけー

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 徐福 : 「…残った怪しいところは売店くらいじゃない?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……点と点は確実に拾えてます」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「線を結べる何かが欲しいです」

[メイン] 徐福 : 「よし、行こう」

[メイン] 徐福 : 「まぁそれに、これ以上できるのは…」

[メイン] 徐福 : 「リスキーな手ばっかだしね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : その言葉に、思わず拳がきゅっと、軽く握られる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ……リスキーな選択肢は、怖い。あの頃を経験しても、それでもやっぱり怖いものは怖い。

[メイン] 徐福 : 「…じゃーいこっか」

[メイン] 徐福 : とぼとぼと、売店に

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : でも、でも……怖いから、立ち止まってたら─────。
……そう心に思いながら、着いていく。

[メイン] 木山楓 : バラバラになった予定帳をポケットに入れて、2人に同行する。

[メイン] GM : ●売店
売店は新聞や雑誌、お菓子、飲み物など普通の品ぞろえ。
店員が一人座っている。少し変わったものとして、松葉づえが置いてある。

[メイン] 徐福 : 「すいませーん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ……見た目は、普通の売店。

[メイン] 店員 : 「おっすー、いらっしゃいませー」
軽い口調で応える。

[メイン] 徐福 : 「ここって何支払いできます~?」

[メイン] 店員 : 「ここではカードの点数を使って買い物ができるよー、カードでしか買い物はできないよー」

[メイン] 徐福 : 「はーい…」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 新聞を確認する

[メイン] 徐福 : 外から見てる分には見出しくらいはわかるんじゃない?

[メイン] GM : ONE PIECE FILM RED 2022年8月6日(土)公開!赤髪が導く“終焉”
と書いてありますね

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「店員さーん」

[メイン] 徐福 : 「最近他の客来てませんでした?大体1~7人くらい」

[メイン] 店員 : 「あー、帰ったんじゃないですかー?」

[メイン] 徐福 : 「そっか、ありがと」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「………さて」

[メイン] 徐福 : 「直樹ちゃんや、木山ちゃんや」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい?」

[メイン] 徐福 : 「真面目な話、今出来ることが絞られたんだけどさ」

[メイン] 木山楓 : 「なんでしょうか?」

[メイン] 徐福 : 「1.強行突破、まず勧めずらい」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ……そう、ですね。それは、最後の最後、ということで……。

[メイン] 徐福 : 「2.木山ちゃんのポイントを頼る、正直先が怖いけど先立つものが無い」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」
眉を顰めながら、木山の持つカードへ視線。

[メイン] 徐福 : 「3.もう待つ、すべからく待つ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……私は嫌ですね、自分ならともかく、木山さんに危険を
 侵させるのは……」

[メイン] 徐福 : 「じゃあ」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「おっけ、質問変える」

[メイン] 木山楓 : 「何のポイントかわかりませんしね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ポイントの意味は、分からない。
減らすことが何を意味するか、正直恐ろしさしか感じない。

[メイン] 徐福 : 「あのさ、やっぱ帰りたい?そうでもない?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「え、そ、そりゃあもちろん、帰りたい、ですよ……?」

[メイン] 徐福 : 「因みに私は帰りたい、納期がキツイ」

[メイン] 徐福 : 「おっけー」

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 徐福 : 「………………はー」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃん、ポイント一旦借りる、後で"私が返すよ"」

[メイン] 木山楓 : 「そりゃ帰りたいですよ。さっきの連絡帳見て陸奥先生に会わないとって思いましたし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………っ!!!」

[メイン] 徐福 : そのまま電話の方へ

[メイン] 木山楓 : 「…返せるんですかね?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、そうですよ……!?そんな、まだ何も分からないのに……!」

[メイン] 徐福 : 「幸い手段はあるし」

[メイン] 徐福 : 「で、この状況で」

[メイン] 徐福 : 「一番まぁ、そーいう役なのは」

[メイン] 徐福 : 「………ま、私でしょ、大人だし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………………」

[メイン] 徐福 : 「………そりゃ嫌だけどね?」

[メイン] 徐福 : 「でもやってみない事にはだし」

[メイン] 徐福 : 「ということで、まずは管理者にお問い合わせでも如何?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………私は、誰がこうしなくちゃいけない、とか
 そういうのは、嫌です。今目の前にいるお二人が、もし……
 ほんのもしも、いなくなってしまうようなことがあったら……
 ……悲しいです、辛いです」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : スカートの裾の辺りを掴みながら、俯く。

[メイン] 徐福 : 「でも」

[メイン] 徐福 : 「何かしないと全員アウトでしょ?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そ、それは……確かに、そう、ですけど……」

[メイン] 木山楓 : 「直樹さんは優しいんだね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ぅ……」

[メイン] 徐福 : 「優しいのは嬉しいけどさ、その」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 恥ずかしくなり、視線を逸らす。

[メイン] 木山楓 : 「大丈夫ですよ」
「僕もなにも情報を得られないなら使おうと思っていたところですし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………」

[メイン] 徐福 : 「…それに」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………良いんですか、木山さん」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「流れでそう言わざるを得ないとかは、嫌ですから」

[メイン] 徐福 : 「そうよ、返すのが不安なら」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「他に方法があるなら、私はそれを探したいですし」

[メイン] 徐福 : 「先に支払う、それでもいい」

[メイン] 木山楓 : 「僕しか発券されないってことは何か意味があるんだと思います」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」
……木山さん……。

[メイン] 木山楓 : 「先に払うと言われても」
どうやって?

[メイン] 徐福 : 「チャージするんだけど」

[メイン] 徐福 : 「私が」

[メイン] 木山楓 : 「ええ…」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 木山楓 : 「でも、あれ明らかに物騒じゃないですか」

[メイン] 徐福 : 「その方が"いい"と思うからだよ」

[メイン] 徐福 : 「物騒だからこそ」

[メイン] 徐福 : 「返す方が良い気がする」

[メイン] 徐福 : 「と、いうか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ………『生きていればそれでいいの?』
それは、木山さんの中にも、きっとある言葉だ。

[メイン] 徐福 : 「…………そうであるべきだと思う」

[メイン] 徐福 : 「曲がりなりにも命を賭けさせるのと、もう一つ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 私が、木山さんの身を案じているように。
木山さんも……私達のことを、気にかけてくれている。

[メイン] 徐福 : 「………………アスリートの体は資本でしょ?」

[メイン] 木山楓 : 「それはそうですが…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 目を閉じ。数刻置き。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……わかりました」

[メイン] 徐福 : 「………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……すみません、木山さん
 ─────今だけ、お願いします……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……必ず、陸奥先生の元へ返しますので」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : じっと、木山を見つめ。

[メイン] 木山楓 : 「まあ一気にポイント消し飛ぶとかなら躊躇しますけどね」
少し笑いながら電話の方へ向かう。

[メイン] 徐福 : 「そうじゃない事を祈るよ」

[メイン] 木山楓 : 「メッセージを確認でいいんですよね?」

[メイン] 徐福 : 「それが良いと思う」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷き、よろしくお願いします。と頭を下げる。

[メイン] 木山楓 : コクリと頷き、カードを挿入して#13を押す。

[メイン] GM : メッセージは感情のないようなしゃべり方で

[メイン] : 「君たちにはチャンスが与えられた。運命を受け入れるか、運命を書き換えるか。選択するのは君たち自身だ。」

[メイン] GM : と、再生されました。

[メイン] 木山楓 : 排出されたカードを確認する。

[メイン] 木山楓 : 「残り89、電話は1ポイントみたいですね」

[メイン] 徐福 : 「安いんだか高いんだか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────ありがとうございました、木山さん、本当に」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 深く、頭を下げ。

[メイン] 徐福 : 「ごめんね、使わせて」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……木山さんのおかげで、"線"は見えました」

[メイン] 徐福 : 「まぁ、話は分かってきた」

[メイン] 木山楓 : 「1ポイントくらい別にいいですよ」
「これが脱出に繋がるといいんですが…」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「これはやはり……妄想の類でしかないかもですけど
 ─────でも、それぞれの単語が意味することが、わかったような
 そんな気が、しました」

[メイン] 徐福 : 「今は三人でしょ、なら」

[メイン] 徐福 : 「どう転んでも三位の意見だよ」

[メイン] 徐福 : 「その上で私もそういうのは考えてしまってる、よ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「イマ駅、アノヒ駅、そしてボロボロになった私達の持ち物
 ─────過去に戻り、私達は……
 "本当"の私達の身に起こったことを、防ぐ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ……さすがは徐福さんですね、きっと私よりも早く辿り着いたことでしょう……。

[メイン] 徐福 : 「…ただ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そうなりますと、残す懸念は」

[メイン] 徐福 : 「"チャンス"ってのが引っ掛からない?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] 徐福 : 「二択にされてるんだ」

[メイン] 木山楓 : ふむふむとうなずく。

[メイン] 徐福 : 「こっちからはわからないけど、少なくとも」

[メイン] 徐福 : 「"終わる"選択肢も並んでる、っぽい」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………一か八か、ですね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────何かを間違えれば私達は……きっと。

[メイン] 徐福 : 「諦めるとかならいいけど」

[メイン] 徐福 : 「…エレベーターでは戻ってくるんでしょ?」

[メイン] 徐福 : 「普通、それを諦めるのなら駅を出るとか、そんな感じになりそうだけど」

[メイン] 徐福 : 「そうじゃなかった、とすると」

[メイン] 徐福 : 「…落ち着いて"行き先"は決めた方がよさそう」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────それなら私は、決めました」

[メイン] 徐福 : 「…?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……まだカードはありませんが、私は……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「アノヒ駅へ行きたいと、思います
 ……もちろん、お二人を巻き込むわけにはいきませんので」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………ここからは、一人で」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「あのね」

[メイン] 徐福 : 「何をするにも、一人で何ともならないでしょ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「うっ……!そ、それは………はい……」

[メイン] 徐福 : 「一人でなんとかします、これまでありがとうございました、は」

[メイン] 木山楓 : 「そうですよ。もしなにかあっても助けられませんよ?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 言い返せず。縮こまる。

[メイン] 徐福 : 「"無責任"だよ」
ふう、と息を吐き

[メイン] 徐福 : 「…なので」

[メイン] 徐福 : 「私が付いてく、少なくとも」

[メイン] 徐福 : 「使わせた責任はあるから、その分」

[メイン] 徐福 : 「二択を絞る材料にでもなるよ、木山ちゃんのね」

[メイン] 徐福 : 「…優しいのは良いけど、本当に帰りたいのなら」

[メイン] 徐福 : 「一蓮托生、ってやつじゃない?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………わかり、ました……そう、ですね……分かりました
 それに、徐福さんも木山さんも、運動、得意そうに見えますし
 ─────何かあっても、お二人だけでも逃げられそうですしね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 最悪の場合も当然想定する。
そうなった場合の責任は、他の誰でもない、私にあるのだから。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : もう二度と、失いたくないから。

[メイン] 徐福 : 「そう言う事じゃない!」

[メイン] 木山楓 : 「もしそうなった場合は直樹さんを抱えて逃げますよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……うぇえっ!?」

[メイン] 徐福 : 「…んーもう、なんというか、どういうか」

[メイン] 徐福 : 「あのね」

[メイン] 徐福 : 「全員帰るつもりで考えるしかないじゃん、なんでもう諦めてるの」

[メイン] 徐福 : 「"チャンス"なんじゃないの?」

[メイン] 徐福 : 「帰りたいのなら、帰りたいなりの択を絞るしかないじゃん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………それはもちろん、分かってます
 ただ、懸念は常にあり続けるので、それを無視したら……
 ……なので木山さん!?そういう無茶な、ソレは、ダメですからね!?」

[メイン] 徐福 : 「無視じゃない」

[メイン] 徐福 : 「前向きに検討するだけ」

[メイン] 徐福 : 「でも聞くけど、聞くけどさ」

[メイン] 木山楓 : 「いや、僕は運動は得意ですし」

[メイン] 木山楓 : 「それに、置いていけるわけないじゃないですか。直樹さんもそういう状況なら僕を置いていきますか?」

[メイン] 徐福 : 「それこそこんな状況で"自分が犠牲になったから上手く逃がせました"ってのもないでしょ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : …………。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 答えは、NO。

[メイン] 徐福 : 「結局、私たちは共犯で二人三脚でしょ?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………わかりました、私も、死にたいというわけじゃないですし
 というか、死ぬのは怖いし、嫌ですし……
 ………そう、ですね」

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃんの点を借りるか」

[メイン] 徐福 : 「私たち全員の時間を使い潰して細部まで探すか」

[メイン] 徐福 : 「いっそ手足を売ってでもカードを探すか…」

[メイン] 徐福 : 「どう転んでも、リスクはあるし」

[メイン] 徐福 : 「自分一人が負債を背負ったからチャラもないんだし」

[メイン] 徐福 : 「…なので、一緒に駅を目指しましょーって事で」
なんからしくない事言ったな…という顔で

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………はい、今はとにかく、脱出する方法を探さなくては、ですね」
どう議論しても変わらない本題。
チャンスを用意してくれているのなら、足掻けるだけ足掻く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「となりますと……残された情報……足りない情報……」
腕を組み、考える。

[メイン] 徐福 : 「新聞」

[メイン] 徐福 : 「あと、まだ電話も」

[メイン] 徐福 : 「…点が掛かるのが、玉に瑕」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……うっ、ま、また木山さんに頼っちゃうことに、ですか……」
申し訳なさそうな表情を木山へ。

[メイン] 徐福 : 「ただ」

[メイン] 徐福 : 「…お好みの相手に電話していただくだけでよろしいと言いますか…」

[メイン] 木山楓 : 「でも、背に腹は代えられませんからね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………ごめんなさい、お願いします」
ぺこりと頭を下げる。

[メイン] 徐福 : 「…趣味の悪いチャンスだ」

[メイン] 木山楓 : 「それじゃ、両親に電話してみますね」
心配してるだろうし、と付け加えて。

[メイン] 木山楓 : 再度電話へ向かい、カードを挿入し、ダイヤルしていく。

[メイン] 木山楓 : 「………」

[メイン] 木山楓 : 「もしもし、僕だけど」

[メイン] 木山楓 : 「…えっ!?いたずらじゃないよ」

[メイン] 木山楓 : 「ちょっ…、切らないで…」

[メイン] 木山楓 : 「………」

[メイン] 木山楓 : カードを取り出し、2人の方へ。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ぁ………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そのやり取りを見る限り……。

[メイン] 徐福 : 「…進展ではある」

[メイン] 徐福 : 慰めるのは下手くそなので、そう言うしかない

[メイン] 徐福 : 「イマってのは、文字通り今現在なんだろう」

[メイン] 木山楓 : 「なんか、いたずらか何かと思われたみたいで。すごい剣幕で怒られちゃいました」

[メイン] 徐福 : 「…うん、ごめん」

[メイン] 徐福 : 「もっと別の相手を思いつけばよかったんだけど、でもまぁ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………いたずらと思われた……じゃあ、はい
 徐福さんの言う通り……現在の、木山さんは……」

[メイン] 徐福 : 「これで、状況が見えてきた」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] 徐福 : 「事故か、災害かは置いておくとして」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 意識が無い、或いは……"いない"。

[メイン] 徐福 : 「今可能な最高の終わりは」

[メイン] 徐福 : 「…生還でもあるのが見えたわけで」

[メイン] 徐福 : 「…ただ、その分」

[メイン] 徐福 : 「………………その分」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : カードが無い私と直樹ちゃんは、帰りようがない

[メイン] 徐福 : "アノヒ"が事故前だとしても、そこに戻れない状況だ

[メイン] 徐福 : 「………………無駄使いは出来ないね」
表情をマシにしつつ、それを包み隠す

[メイン] 徐福 : 「尚更」

[メイン] 木山楓 : そうですね、とうなずく。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……その通り、ですね……」

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 徐福 : 「ちょっと待ってて」

[メイン] 徐福 : 事務室、もう一回

[メイン] 駅員 : 「どうかしましたかー」

[メイン] 徐福 : 「ねね」

[メイン] 徐福 : 「改札って何で支払える?」

[メイン] 駅員 : 「なんですかー」

[メイン] 徐福 : 「カードだけ?」

[メイン] 駅員 : 「そうですよー」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「不正な通過しちゃった場合さ、どうなる?」

[メイン] 駅員 : 「それは困りますねー」

[メイン] 駅員 : 「何せ私はここから出られませんからねー」

[メイン] 徐福 : 「ふむ?」

[メイン] 徐福 : 「じゃあ対応できなくない?」

[メイン] 駅員 : 「精算はちゃんとしてもらいますよー」

[メイン] 徐福 : 「…………つまり、現物支払いとか?」

[メイン] 駅員 : 「お客さん次第ですねー」

[メイン] 徐福 : 「そっかー」

[メイン] 徐福 : 「あのさー、今カード発行待ちなんだけど滅茶苦茶急ぎなんだよね」

[メイン] 徐福 : 「おつり無しでもいいから代わりで支払えたりしない?」

[メイン] 駅員 : 「そういわれましてもー」

[メイン] 徐福 : 「ん~、難しいかなぁ」

[メイン] 駅員 : 「先ほども申し上げましたがー、私は勝手に通る人がいないか見張るだけなのでー」

[メイン] 徐福 : 「まぁ、無理ならいいよ」

[メイン] 徐福 : 「それなら"そう言う事"なんだろう」

[メイン] 徐福 : ………………困ったことになんだけども

[メイン] 徐福 : そう言って、退室しつつ

[メイン] 徐福 : 「ね、どうする?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……………」

[メイン] 徐福 : 「残った選択肢は、売店くらいなんだよね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そうですね、徐福さんのおっしゃっていた新聞
 それを確認し……イマが、一体いつの"今"なのかを確認した後に……」
ちらりと、窓越しにいる駅員を見やりながら。

[メイン] 徐福 : 「………あの」

[メイン] 駅員 : モニターを見ている。

[メイン] 徐福 : 「もし無理やり押し通るのなら、滅茶苦茶するのもいいかなってのは考えてるよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……………」

[メイン] 徐福 : 「例えば~~…」

[メイン] 徐福 : 「………………カメラ塞ぐとか?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと、頷く。賛同の意。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「1日、この駅構内で待機し続けることは
 ……おそらくは、現実の私達の寿命を早めることになるので」

[メイン] 徐福 : 「そもそも」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「徐福さんの案は ……"チャンス"としては、申し分ないと、思ってます」
リスクは当然ある。あるが─────。
時間が無いんだ。

[メイン] 徐福 : 「その一日を認識できないでしょう?」

[メイン] 徐福 : 時計を指さす

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] GM : 12:00から11:59へ表示が変わる。

[メイン] 徐福 : 「なので」

[メイン] 徐福 : 「まずは」

[メイン] 徐福 : 「………………やれることしよっか」

[メイン] 徐福 : …そろそろ不安も大きいのだ

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい、まずは、着実に、ですね」

[メイン] 木山楓 : コクリと頷く。

[メイン] 木山楓 : 「新聞、ですね?」

[メイン] 徐福 : 「盗み読みは無理があるかもだから」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : またすみません……よろしくお願いします……。と頭を下げる。

[メイン] 木山楓 : わかりました。とうなずき、売店へ向かう。

[メイン] 木山楓 : 店員にカードを渡し、新聞を購入し戻ってくる。

[メイン] 木山楓 : 「新聞は1点でした」

[メイン] 徐福 : 「安くて何より」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ありがとうございます……」
ぺこりと。

[メイン] 木山楓 : 「それで、この新聞おかしいんです」
そう言って、日付の方を指さす。

[メイン] 徐福 : 「ん?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……?」

[メイン] GM : 日付が7/17日である。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 木山の指す方へ目をやると……。

[メイン] 徐福 : 「…17?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……あれ、今日って?」

[メイン] 徐福 : 「えーっと」

[メイン] 木山楓 : 「僕は7/8だと記憶しています」

[メイン] 徐福 : 「その筈、予定表的にそう」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 木山の言葉に頷く。

[メイン] 徐福 : 「…内容は?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、そう、ですよね……?……じゃあ、つまりは……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 徐福の言葉の後に、新聞に目をやる─────。

[メイン] GM : 内容はFILM REDの情報だけですね。集英社は本気のようです。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : つまり、つまり。
石垣駅で、"何"が起きたか。

[メイン] 徐福 : もっとましな内容くだち!

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 図書館で調べても見つかりませんか?

[メイン] GM : 特にはないですね

[メイン] 徐福 : 「…よし」

[メイン] 徐福 : 「つまり」

[メイン] 徐福 : 「私の推測だけど」

[メイン] 徐福 : 「何かあって、ボロクソにされて」

[メイン] 徐福 : 「もう9日は寝込んでるんだと考えられる、かな」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……………」
口を閉じながら、その言葉に頷く。

[メイン] 徐福 : 「で~…そうなると」

[メイン] 徐福 : 「…想定が外れたけど分かってきた」

[メイン] 木山楓 : 顎に手を当て、徐福の話を真剣に聞いている。

[メイン] 徐福 : 「イマ=7/17でアノヒ=7/8と考えられそう、かも」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………そう、ですね」
イマ、そしてアノヒが意味する言葉。"チャンス"。

[メイン] 徐福 : 「で」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────試されている。

[メイン] 徐福 : 「推測だけど、此処にあるのは基本イマ段階で」

[メイン] 徐福 : 「壊れた所持品、売店の内容もたぶんそう」

[メイン] 徐福 : 「となると、この段階ではこっちで調べられることが大分キツいんだ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : はい……。と頷く。

[メイン] 徐福 : 「10日近いとなれば新聞だって取り上げないし」

[メイン] 徐福 : 「スマホやらを使いたかったけどもうボロボロ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────つまりチャンスは、当日に行かないと、掴めない」

[メイン] 徐福 : 「あるとすれば…まぁ」

[メイン] 徐福 : 「しょうもないゴシップくらいだろうし」

[メイン] 徐福 : 「…で」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「嫌な予想はあまりしたくないけど、言っておく」

[メイン] 徐福 : 「多分カードそのものは、その段階で死んでいるかどうか、かもしれない」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………腕、脚は、ドナー」

[メイン] 徐福 : 「手足と比べて安すぎるから、と思いたかったけど」

[メイン] 徐福 : 「仮に脳を90と考えれば合致は行かなくもない」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 死の香りが、もう自分達の近くに、気づいていないだけで、傍にいる。

[メイン] 徐福 : 「で、まぁ」

[メイン] 徐福 : 「そう考えると」

[メイン] 木山楓 : 徐福の話を聞き、少し顔が青くなる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ごくりと、唾を飲み込む。冷や汗も、つぅ、と流れる。

[メイン] 徐福 : 「……………いや」

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃんは、まだ希望があるよ」

[メイン] 徐福 : 「アノヒに戻れば生きてる、はずだ」

[メイン] 徐福 : 「なので、現状覚悟を決めるのは」

[メイン] 徐福 : 「"私と直樹ちゃん"じゃあないかな」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「木山さんは、正規の方法で、アノヒへ向かえる」

[メイン] 木山楓 : 安心した顔を見せたあと、少し不安げに2人の方を見る。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「でも私達は……待たなくてはいけない」

[メイン] 徐福 : 「いや」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : じゃあ、木山さんを先に行かせる?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : それは嫌だ。何があるか分かったものじゃないから。

[メイン] 徐福 : 「待てないんじゃないかな」

[メイン] 徐福 : 「だって、多分」

[メイン] 徐福 : 「チャンスというものは"その段階で固定"してるイマじゃないかと思う」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 顎に手をやりながら。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「リミットがある、だからこそチャンスは、チャンス」

[メイン] 徐福 : 「だから」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「行こう、改札」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 時間に悠長があるものが、チャンスと言えるのか?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────わかりました」
脚に震えはある、しかしこれは、"賭け"だ。
チャンスは、掴まなくちゃいけない。

[メイン] 徐福 : 「もう出来る事は無いし、なにより」

[メイン] 徐福 : 「…"木山ちゃん"だけ行かせるのはツレないでしょ?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────はいっ!!それだけは、嫌ですから!」

[メイン] 徐福 : 「と、いうことで」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「行くなら、私も、行きます!」

[メイン] 徐福 : 「まぁ最悪の場合は、文字通り二人三脚ってことで」

[メイン] 徐福 : 「がんばろー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 強く、頷く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そして、徐福の"意"を察したように、その場で屈伸運動。
ウォーミングアップだ。

[メイン] 木山楓 : 「わかりました」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そして、改札口を見やり─────。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────徐福さん、カメラは一体どこでしょうか」

[メイン] 徐福 : 「んーと」

[メイン] 徐福 : モニターを確認し

[メイン] 徐福 : 「あっちのアレじゃない?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……高い場所にありますね、徐福さん
 物を投げて、角度を変えたりとかはできますか?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 改札口を突破する姿を見られないようにしたい。
出来る限りの抵抗。

[メイン] 徐福 : 「ん~」

[メイン] 徐福 : 肩車は難しかろう、なので

[メイン] 徐福 : 「ち、力任せでいいのなら…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「はいっ、すみません……お願いします」
ぺこりと頭を下げ。

[メイン] 徐福 : よし

[メイン] 徐福 : STRでカメラに…ぶん投げたりできます?

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 徐福 : ccb<=80 ブンッ (1D100<=80) > 44 > 成功

[メイン] 徐福 : 割とえげつない球速で飛び出すくず鉄!

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : うぉぉっ……!?は、速い……!?
野球選手並みなのでは……!?
と、驚きの表情を隠し切れない美紀。

[メイン] GM : くず鉄はカメラに当たり、カメラのレンズが砕けます。

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「これで強行突破は見られなくなりますね……!
 ありがとうございます、徐福さん!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 再度ぺこりと頭を下げる。
非常事態で、カメラの損害賠償?それは考えない。
今は、みんなの命が掛かっているのだから。

[メイン] 徐福 : 「いいの、それに」

[メイン] 徐福 : 「こっからが本番だろうし」

[メイン] 徐福 : 「…行くよ、電車なり通路なり」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい、その通り、ですね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 改札口を見やり……。
助走をつけて、思いっきり飛び越えちゃいます。

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃんも、いろいろリスキーな事に巻き込んでごめんね」

[メイン] 徐福 : 力ずくで扉を畳んで改札を通り

[メイン] 木山楓 : 「二人三脚ですからね。大丈夫ですよ」

[メイン] 木山楓 : そう言いながら自分はカードを改札へタッチして通る。

[メイン] 駅員 : 「あー、ちゃんとカードをタッチして通ってくださいー」

[メイン] 徐福 : 「めんご、無いものは無いんだ」
そのまま進んで

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「すみません!後で払いますのでー!」
ぺこぺこと。

[メイン] 徐福 : とはいえ

[メイン] 徐福 : …賽は投げられた、という事になってしまった

[メイン] 徐福 : 多分、良くないんだけどもね

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 徐福 : 「お手洗いに用事は無いだろうけども、さて」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ………徐福さんのおっしゃった通り、本番だ。
アノヒ駅へ向かうために、私達はここに来たんだ。

[メイン] 徐福 : 「どこか気になる?一応改札の先だし」

[メイン] 徐福 : 「同じ構造なら精算機と、あと」

[メイン] 徐福 : 「…通路があるけども」

[メイン] GM : 改札機はすべて「カード専用」となっている。
カードを使わずに通ろうとすると、普通の改札のようにバーが出てきて道を塞ぐ。
しかし直樹と徐福は無理矢理通りました。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そうですね……」
徐福の言った先にある、階段を見て。

[メイン] 木山楓 : 「あっ…」

[メイン] 木山楓 : 「電車が来た」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「!」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] GM : 2人には見えていませんね

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────え?」

[メイン] 徐福 : 「………………そう言う事か」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 目をぱちぱちとさせ、線路を見る。
しかし……そこには、何も、無い。

[メイン] 徐福 : 「………ごめんね木山ちゃん、こうなっちゃうか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「し、支払わないと……乗れない……」

[メイン] 木山楓 : 「え?どういうことですか?」

[メイン] 木山楓 : 電車に乗ろうとした足を止める。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………電車、"見えない"んです」

[メイン] 徐福 : 「見えない」

[メイン] 木山楓 : 「なっ?え!?」

[メイン] 徐福 : 一応見えない車両に手を伸ばし

[メイン] 徐福 : 触れられるか試す

[メイン] 木山楓 : 目の前にあるじゃないですか。とジェスチャーで示す。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 頭を掻きながら、動揺が走る。

[メイン] GM : 徐福の手は空を切りますね

[メイン] 徐福 : 「こういうこと」

[メイン] 徐福 : 「…っぽい」

[メイン] 木山楓 : 「……!?」

[メイン] 徐福 : 「な、の、で」

[メイン] 徐福 : 「…よし、よし」

[メイン] 徐福 : 「最悪の場合を備えさせてもらうよ、木山ちゃん」

[メイン] 木山楓 : 「じょ、徐福さんの手が、電車を素通りしてました…」

[メイン] 徐福 : 「まず」

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃんは電車に乗っている方が良いし、次に」

[メイン] 木山楓 : は、はい。とうなずく。

[メイン] 徐福 : 「もし可能なら、というか」

[メイン] 徐福 : 「もし、余裕と猶予があるのなら…」

[メイン] 徐福 : 「私と直樹ちゃんの事を頼みたいかな、まぁ…もし」

[メイン] 徐福 : 「私たちが間に合わなかったら、だけども」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 眉を顰めながら、木山に向き合い、そして頭を下げる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………すみません、何度も……ただ……時間が無い、というのはおそらく
 事実として存在する、と思います……
 なので……せめて、木山さんだけでも……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ここにい続けるのは、危険。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……その!必ず、私達もすぐそちらへ向かいますので!!」

[メイン] 徐福 : 「なので、もし電車が出ちゃっても」

[メイン] 徐福 : 「"振り返らなくていい"」

[メイン] 徐福 : 「こっちで何とかすべきって事だよ、たぶん」

[メイン] 徐福 : 「…とはいえ」

[メイン] 徐福 : 「よし、直樹ちゃん」

[メイン] 徐福 : 「急いで調べよう、まずは採算機だ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] 徐福 : ということで採算機タッチ

[メイン] GM : 精算機には券売機と同じような黒い穴が開いてある。

[メイン] 徐福 : 採算する選択とかはある?

[メイン] GM : ないですね

[メイン] 徐福 : 画面とかも無い感じね?

[メイン] GM : そうですね
ただ黒い穴が開いてる感じです

[メイン] 徐福 : 「OK…」

[メイン] 徐福 : 「直樹ちゃん」

[メイン] 徐福 : 「急ぐか、急がば回れか」

[メイン] 徐福 : 「どうしようかね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………っ……」

[メイン] 徐福 : 「連絡通路もある、何処まで時間を食うかはわからないけど」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ポイントを、得るために……」
冷や汗が流れる。

[メイン] 徐福 : 「怖いのなら先もする、ただ」

[メイン] 徐福 : 「どうであれ清算するのは、どっちも"必要"かもしれない」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「でも一つ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 眉を顰めながら、思考し。

[メイン] 徐福 : 「躊躇うようなら、焦らないで」

[メイン] 徐福 : 「出来る事があると引っかかってるって事だからね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………わかりました、私も、この方法は……まだだと、思ってます
 最後の、本当に最後に……」

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 徐福 : 「じゃあ保留、行くよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : はい、と頷く。

[メイン] 徐福 : …息を吐く、いや流石に

[メイン] 徐福 : 怖いからね、私だって

[メイン] 徐福 : という事で、連絡通路へ

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 連絡通路へ、向かっている間に、電車は出発してしまうかもしれない。
木山を見やり、ぺこりと頭を下げる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────無事を、祈って。

[メイン] 木山楓 : 自分だけ乗っていいものかと、2人の姿を黙って見ている。

[メイン] GM : 連絡通路はシャッターが閉まっており使えない。

[メイン] 徐福 : 「ああクソ…」

[メイン] 徐福 : こじ開けられそう?

[メイン] GM : 無理そうですね

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………くっ……ここに来たのに、得られるものが、何も……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 悔しそうに歯を食いしばりながら、拳を握り固め。

[メイン] 徐福 : 「仕方ない、仕方ないさ」

[メイン] 徐福 : 「終わってない、それは幸運だし…」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「…どうしよう」
弱弱しく呟いて

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………と、とにかく……徐福さんの言うように
 木山さんは、先に……アノヒ駅へ、向かってくださいっ」
木山の方を向き。

[メイン] 徐福 : 「…電車から降りちゃダメだよ」

[メイン] 徐福 : 「此処に残るのはいけない」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「チャンスがあることを示しているなら……きっと、その先に、すぐに
 トラップが仕掛けられてるとか、そんないじわるなことは無い……
 ……と、思うので」

[メイン] 徐福 : 「しっかり、アノヒに、だ」

[メイン] 木山楓 : 「…わかりました」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……木山さんは木山さんで"チャンス"、掴んでください」

[メイン] 木山楓 : 透明な電車に乗り込もうとして、2人の方を振り返る。

[メイン] 木山楓 : 「エレベーターに、「現実行き」と書いてありました!お二人なら何かわかるかもしれません。どうか諦めないで」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……!……エレベーター……」

[メイン] 徐福 : 「…!?」

[メイン] 徐福 : 「………………そういうことか!!」

[メイン] 徐福 : 「ごめん、ありがとう、頭硬かった!」

[メイン] 徐福 : 「生きてかえってね!木山ちゃん!」

[メイン] 徐福 : 「行くよ直樹ちゃん!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!は、はいっ!」

[メイン] 徐福 : 改札をひっぺがえして戻る

[メイン] 木山楓 : それだけ言い残すと、透明な電車に乗り込んだ木山は高速で左方向に飛んでいった。

[メイン] 徐福 : 「取り敢えず」

[メイン] 徐福 : 「エレベーターか、そうか」

[メイン] 徐福 : 「………………現段階で、私達は生きてるのか…!?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「となると、今の私達なら現実に戻れる……?」

[メイン] 徐福 : 「…ああそうかそう言う事か」

[メイン] 徐福 : 「繋がった、多分」

[メイン] 徐福 : 「チャンスも何も全部初めからあの子だけか」

[メイン] 徐福 : 「私達はオマケ、だったのかな」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………!……なる、ほど……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……確かに、これは……そういうことだったのかも、しれませんね」

[メイン] 徐福 : 「なので、帰れるんだろう、多分」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「私達の手で、直接木山さんを生き返らせる手助けを
 できなかったのがすごく悔しいですが……」

[メイン] 徐福 : 「…いやまぁ」

[メイン] 徐福 : 「仕方ないよ」

[メイン] 徐福 : 「…そこを踏ん張るのは、自分だ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「少なくとも」

[メイン] 徐福 : 「立場の違う身で"助けてあげたかった"なんていうには」

[メイン] 徐福 : 「…いくらなんでも時間が足りなさすぎる」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : それは、その通りだ。

[メイン] 徐福 : 「だから」

[メイン] 徐福 : 「出来る事は」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……それでも悔しい気持ちはあります、こればっかりは……
 本当にもう、やるせないです……
 ………はい、出来ることをやれたと、今は、信じたいと思います」

[メイン] 徐福 : 「帰って来たあの子を、元気な姿で"イマ"迎えるくらいじゃないかな」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと、頷く。

[メイン] 徐福 : 「…んじゃ」

[メイン] 徐福 : 「………………行こうかな」

[メイン] 徐福 : 気休め程度に、笑って

[メイン] 徐福 : 「後の選択肢より、いいでしょ?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………腕や脚を失うのは……はい」

[メイン] 徐福 : 「………………そりゃあね」

[メイン] 徐福 : 「だからこれしかないのです」

[メイン] 徐福 : エレベーターに乗り込み

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 美紀もまた、エレベーターに乗る。

[メイン] GM : エレベーターは「現実行き」と書いてある。ボタンは↑のみ。
中に乗ると、ドアの開閉ボタンのほかに「ココ」と「現実」のボタンがある。
階を示す電光パネルは何もついていない。

[メイン] 徐福 : 「現実、ね」

[メイン] 徐福 : 「…………まったく」

[メイン] 徐福 : ポチ

[メイン] 徐福 : 「それしかないよね、ホント」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 心残りはあれど……これしかない、というのであれば……。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : エレベーターの壁に凭れ掛かり、扉が閉まるのを見届ける。

[メイン] GM : ボタンを押し、ドアが閉まると、EVは上へと昇っていく。

[メイン] GM : 先ほどまで表示がなかった電光パネルに、「3→2」と表示されている

[メイン] GM : そして、急に視界が暗くなり、探索者は眠りに落ちる。

[メイン] 徐福 : 「…………う」

[メイン] 徐福 : 「………ほん、と」

[メイン] 徐福 : 「悪趣味」

[メイン] 徐福 : ばたん

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……っ……!……うぁ……」
そのままずるずると、壁に背を引きずりながら、倒れる。

[メイン] GM : 頭の中に声が響いてくる。

[メイン] :  

[メイン] : 「更新されませんでした。現実世界へ戻ります」

[メイン] :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : かたい床の感触がある。
ひやりと冷たい空気を感じる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────んっ……」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「ん?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 冷たい感触に起こされ、ゆっくりと起き上がる。

[メイン] 徐福 : 「…………ここは」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 隣にいる徐福を見て、目を擦りながら。

[メイン] 徐福 : 「あれ………」

[メイン] 徐福 : 「直樹ちゃん?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ふぇ、は、はひ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 青い目をぱちぱちとさせながら。

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 起き上がり

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ここにいます、とゆっくりと手を上げつつ。
─────駅名を示す看板を見る。

[メイン] 徐福 : 周囲を確認する

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ここは、石垣駅であるはず……ですよね……?

[メイン] 徐福 : 「直樹ちゃん、手持ちは?」

[メイン] GM : 一般的な都内の地下鉄駅といった様子。
しかし、壁にある駅名を示す看板には「イマ駅」と書いてある。
ざっと見渡すと、券売機、改札、売店、公衆電話、シャッターの下りた階段、エレベーターなどが見える。
また、時計は11:59を示している。

[メイン] 徐福 : 「…………ああ」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「最悪」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「えっ……!?あ、あれ……!?こ、これって……え……?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「じ、徐福さん、これは一体……?」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : ポッケ等を確認する

[メイン] GM : 何もないですね

[メイン] 徐福 : 「おかしい」

[メイン] 徐福 : 「おかしいおかしいおかしい!」

[メイン] 徐福 : 「…どういうことだ…?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 美紀もまた、混乱していた、動揺が迸る。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : はぁ、はぁ、はぁ。と息が荒げる。

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「…………直樹ちゃん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……は、はいっ……」

[メイン] 徐福 : 「"終わってなかった"」

[メイン] 徐福 : 「と、しか」

[メイン] 徐福 : 「言えない…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「っ………!!じ、じゃあ待ってください!
 エレベーターで見た、あの数字の意味、とかは……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 3から、2に変わった。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────リミット……?」

[メイン] 徐福 : 「…階層、或いは数?」

[メイン] 徐福 : 「わかんない」

[メイン] 徐福 : 「ああいや」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「3から2になった物」

[メイン] 徐福 : 「それは」

[メイン] 徐福 : 「…"人数"?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………!!!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ま、まさか」

[メイン] 徐福 : 「"わからない"」

[メイン] 徐福 : 「でも」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……き、木山さん………!!!」

[メイン] 徐福 : 「…どうとも言えない」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 居ても立っても居られなくなった。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「じ、徐福さん、それなら、それなら……!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………はっ!!カード!そうです、カードです!!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「1日経過しないと発行できないはずの、カード!
 あれが、もしかしたら……!!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 焦りの汗を額に滲ませながら、券売機へダッシュし、画面を押してみる。

[メイン] 徐福 : 「確認しよう」

[メイン] GM : 近づくと、

[メイン] : 「カードの発行準備が完了しました。カードをお取りください。」

[メイン] GM : という音声とともに探索者へカードが発行される。
カードには自身の名前と、残量が数字で書かれている。

[メイン] GM : 2人とも90ですね

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!み、見てください、徐福さん……」
自分のカードを見せる、

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「よし、良し悪しはともかく」

[メイン] 徐福 : 「私たちもスタートラインに立ったらしい」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] 徐福 : 「それはそれとして」

[メイン] 徐福 : 「…アノヒは気になるけど」

[メイン] 徐福 : 「まずは日付かな」
売店を見る

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「! ……そ、そうですね、現実世界の時間が……これで……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 徐福に着いていく。

[メイン] 徐福 : 「私が払うよ」

[メイン] 徐福 : 新聞を手に取って

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「えっ!?い、いえいえいえ、ここは私が……って、あぁぁぁぁ……」
そそくさと取られてしまう。

[メイン] 徐福 : そのまま店員に

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : せ、せめて分割とか……。
と頭の中で考えている。

[メイン] 徐福 : 「奢りってことでね」
下手くそに笑いつつ

[メイン] 店員 : 「はいよー。カード貸してねー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「うぅぅっ………ふぁい……むぅぅ」

[メイン] 徐福 : 「はい」

[メイン] 徐福 : カードを取り出して

[メイン] GM : 1ポイント消費ですね

[メイン] 徐福 : 「よし、確認しよう」

[メイン] GM : 新聞の日付が7/18(火)になっている。
また、記事をよく読んでいくと「地下鉄石垣駅 復旧は来月末か」という記事が見つかる。

[メイン] 徐福 : 「……成る程」

[メイン] GM : 「地下鉄石垣駅 復旧は来月末か」
今月8日の爆発事故により損壊し機能停止している地下鉄英心線石垣駅の復旧工事だが、瓦礫の撤去などが難航し復旧は早くて来月末になるとの見通し。
復旧までの間英心線は全便運行不可能であるため、市民からは不便を嘆く声が上がっている。
また、事故の被害に遭った市民への賠償問題なども未だ明確な対応が決定されていない状況であり、市への問い合わせも増えているという。

[メイン] 徐福 : 「結構派手に事故したみたいだね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ごくりと、唾を飲み込む。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ば、爆破事件、ですか……」
徐福の横にちょこんと立ち、一緒に新聞を読んでいる。

[メイン] 徐福 : 「ん」

[メイン] 徐福 : 「…でも」

[メイン] 徐福 : 「………あ」

[メイン] 徐福 : 「そう言う事、か…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……!……何か気づいたことでも……?」

[メイン] 徐福 : 「………」
嫌な憶測が頭をよぎり

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃんはそれを知らない」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────っ!!」

[メイン] 徐福 : 「だから」

[メイン] 徐福 : 「今、ここに居て」

[メイン] 徐福 : 「"イマ"、ここに居ない」

[メイン] 徐福 : 「…そう言う事なのか?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そ、それなら……それなら!早く私達も!
 アノヒ駅に行かないと……!!
 ……木山さんが、心配です………!!!」

[メイン] 徐福 : 「…うん」

[メイン] 徐福 : 「此処に残る意味はないし」

[メイン] 徐福 : 「行こう」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : "アノヒ"で一体何が起きているのか
"イマ"、1日経過したことで、"アノヒ"に何が起こっているのか。
分からないことだらけだ。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「はい!!」

[メイン] 徐福 : …兎も角、問題ばかりだが

[メイン] 徐福 : やるしかないのは、世の常か

[メイン] 徐福 : 「今回は普通に、ね」

[メイン] 徐福 : 改札にカードをくっつけて

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「は、はい……反省です、今度は、はい」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ピッ、とカードを当てる。

[メイン] GM : 改札でカードをタッチすると普通に通れる。ホームに行くとすぐに電車が到着する。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!……なるほど……ようやく、"見えました"ね」

[メイン] 徐福 : 「そうらしい」

[メイン] 徐福 : 「…行こうか、今度こそ二人三脚ってわけでもないけど」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 電車の到来に、美紀のベージュ色のショートヘアが風で揺れる。
スカートも、ほんの少し抑えながら。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………はい」
しょぼくれた表情で頷き、電車に乗る。

[メイン] GM : 電車の中は殺風景で、車掌室などを見ても人影はないが、電車は動くようだ。

[メイン] 徐福 : 「ま」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 私と、徐福さんだけ。

[メイン] 徐福 : 「役目が変わっただけかもね」

[メイン] 徐福 : 「だって爆弾が原因なら」

[メイン] 徐福 : 「なんとかすれば、万々歳、だよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………ふふ、徐福さんって、意外と……楽観的に考えるんですね」
がら空きの席に二人は座りながら、くすりと笑う。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 電車の一定リズムの振動に、不安な心はありつつも
隣に立つ、頼れる研究員の存在に、安心感のようなものも感じ。

[メイン] 徐福 : 「そう考えたいだけー…」

[メイン] GM : 電車の中の液晶パネルに広告が流れている。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……私も、そう考えたいです」

[メイン] : 「時間旅行を安全・快適に。人間の皆さま向けサービス、時間鉄道です。当サービスによる時間旅行は、お客様の精神を指定の時間の自分自身の精神へ上書きする、精神移転型タイムトリップです。タイム・パラドックスの発生や捕食者との遭遇といった、時間旅行について回っていた危険因子からお客様を完璧にお守りいたします。どうぞ、快適な時の旅をお楽しみください。」

[メイン] 徐福 : 「…それに、歳上が不安がるのはね」

[メイン] 徐福 : うさんくせー広告

[メイン] 徐福 : ずっとアホらしい、どれもこれもおかしいのに

[メイン] 徐福 : どうして着いて回る人間だけは

[メイン] 徐福 : しっかり、手放し難いのやら

[メイン] 徐福 : 実に悪趣味、そう心の中で毒づいた

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ふふ、私はいいと思いますよ、年上でも、怖がっても……
 私、実はある事件で……今このような状況下に近いような
 そんな事件に巻き込まれたことがありまして」

[メイン] 徐福 : 「無理しちゃダメだよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : アノヒへ到着するまでの時間、美紀は昔話を語る。

[メイン] 徐福 : 「…慣れるとかないでしょ?こんなの」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……あはは、それは……その通りです
 まぁ、慣れないですよ、命の危険に慣れたらそれこそもう……
 終わり、ですからね……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 揺れるつり革を見つめながら。

[メイン] 徐福 : 「それなら」

[メイン] 徐福 : 「尚更、頼れる大人が必要でしょ」
私がそうであるかは別だけども

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そんな状況下で、1つ年上の先輩がいて
 誰をも不安にさせないように、笑顔でい続けた人がいて
 ─────でも、そんな先輩が見せた、助けを求める言葉に私は……
 ………ああ、私は、この人と生き延びなくちゃって、そう思えて」

[メイン] 徐福 : 「…………成る程」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────もちろん!徐福さんがそうなのかは分かりませんが……
 それでも……頼りない私ではありますが……
 ……一緒に、この状況を脱出することができたら、嬉しいな、って……」

[メイン] 徐福 : 「なんとなく、わからんでもないよ」

[メイン] 徐福 : 「大先輩で憧れで、その上で心の底から助けたい相手がまー、居たし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……!徐福さんにもそういった方が……」
興味を示すように、青の瞳を少し見開かせ。

[メイン] 徐福 : 上手く行ってもいなければ、なんともなってないのが締まらないんだけどね

[メイン] 徐福 : 「まーでも、多分」

[メイン] 徐福 : 「そう言う人ほど」

[メイン] 徐福 : 「…心の底から相手を大事にしてるのは、
ちょっと残酷だなって」

[メイン] 徐福 : 今思ったり、思わなかったり

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」

[メイン] 徐福 : 「お互い大事なのに」

[メイン] 徐福 : 「意外と上手くいかない事もあるよね」
なんて、苦笑い混じりになるが

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ………徐福さんは、きっと私の想像を絶するようなことが、あったんだな……。
と、心の中で、そう呟き。

[メイン] 徐福 : 「でもまあ、その」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………それでも、諦めたら、お終い、ですからね」
にへら、と笑い。

[メイン] 徐福 : 「その上で言っとくけど、さ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : はい、と頷く。

[メイン] 徐福 : 「無理しすぎ」
ピンと、直樹の額を指で弾く

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あいたっ!?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 目をばってんにして、おでこを抑える。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「な、何するんですか徐福さん……!痛いです……!」
もぉー!と、少し頬を膨らませながら。

[メイン] 徐福 : 「そんなに何度も経験してるのは、まだいいけど」

[メイン] 徐福 : 「自分を大事に出来ないのは良くないでしょ」

[メイン] 徐福 : 「…なにかと一人でやりすぎだし、一人で収めすぎだと思いまーす」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : うぅっ、と言い返せない。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……わ、わかりました、そこは、善処したいと思います」
膝の上に拳を乗せ、少し縮こませながら。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 揺れるつり革が、徐々に収まっていく。
─────そろそろ、目的地かもしれない。

[メイン] 徐福 : 「まー」

[メイン] 徐福 : 「だから、この先くらいは」

[メイン] 徐福 : 「ちったあ、頼ってよねと」
そう言って立ち上がり

[メイン] GM : 一駅分くらいの時間が経過すると、アナウンスが鳴る。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………!……はい……!」

[メイン] : 「本日は、時間鉄道をご利用いただき、ありがとうございます。次は、アノヒ、アノヒ。降り口は左側です。」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そうして美紀も立ち上がり。
─────到着した駅の先を見やる。

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……二人三脚、ですね、それなら歩幅揃えて
 一緒に頑張りましょう」

[メイン] 徐福 : 「ここからが、アノヒか」

[メイン] 徐福 : 「うん、二人三脚」

[メイン] GM : アノヒ駅に到着した。アノヒ駅も、イマ駅とまったく同じ構造をしているようだ。

[メイン] 徐福 : 「そして、まあ」

[メイン] 徐福 : 「好都合、調べようか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そうしてホームへ降り、辺りを見渡す。
徐福の方を見ながら、話しを聞き続け。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そうですね、それと……木山さんは……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 木山さんはいます?

[メイン] GM : 改札を通っていないので、ここからは見えませんね

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……んん、ここからだと見えにくいですね……
 徐福さん、まずはどうしますか……?」

[メイン] 徐福 : 「調べ物は済ませよう」

[メイン] 徐福 : 「爆弾だろ?問題は」

[メイン] 徐福 : 「隠しそうなところのアテは絞れる」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : はい、と頷きながら。
あ、なるほど!と返事。

[メイン] 徐福 : 「トイレ、ロッカー、あるいは物陰」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そうですね……!それなら改札潜り抜ける前に
 ここ全般を調べておくのがよさそうですね!」

[メイン] 徐福 : 「なので、その…まあ」

[メイン] 徐福 : 「……まずは女子トイレ先に見ておこうか」

[メイン] 徐福 : 自分で言っててなんだけど困ったことになった

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………あ、あはは……そう、ですね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 男子トイレをちらりと見て。
……入って調べる必要はあるんでしょうけど……。

[メイン] 徐福 : という事で女子トイレ先に

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ボーイッシュなショートヘアをしている美紀だが
ちゃんと女の子しているのである。

[メイン] GM : 女子トイレには特に気になるものはありませんね

[メイン] 徐福 : はい

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ここはまず潰せましたね、大丈夫そうです」
個室から出て。
そして、今度は……。

[メイン] 徐福 : 「………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 再度ちらりと、男子トイレへ視線を。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………は、入らないと、ですよねぇ……」

[メイン] 徐福 : 「ようし、いこうかー」
棒読み

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 汗がつぅと。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「はい」
棒読み。

[メイン] GM : ●男子トイレ
一つだけ、扉の閉まっている個室がある。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あれ、徐福さん、この個室だけ……
 ……も、もしかして……?」

[メイン] 徐福 : 「………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 羞恥が、緊張感へ一気に変わる。

[メイン] 徐福 : 「開けようか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい」
頷く。

[メイン] 徐福 : 力一杯、扉を握る

[メイン] 徐福 : 開ける

[メイン] GM : それならSTR対抗ですね
13との対抗ロールをどうぞ

[メイン] 徐福 : いっけるっかーな

[メイン] 徐福 : ドアノブに手を掛けて

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「わ、私も手伝います!」
徐福の後ろにつき、一緒にドアノブを掴む。

[メイン] 徐福 : 「取り敢えず…開けないと、か」

[メイン] 徐福 : 「おあっ」
二人三脚というか手!まあいいけど!

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ふんぬぬぬぅ~~~っ!
 徐福さんばかりにお仕事させてはいけません、からっ!」

[メイン] 徐福 : と言う事で二人力を合わせて

[メイン] 徐福 : 「…じゃあ頑張るよ!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「はいっ!!」

[メイン] 徐福 : 全力で二人分のパワーでドアを引き剥がします

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : めきぃ。という音がした。

[メイン] GM : トイレのドアを力尽くで開け、その中を調べると

[メイン] GM : 小さなメモ帳と一枚のカードが手に入る。カードには「水戸 洸太郎」という名前と、残高が「0」と書かれてある。

[メイン] 徐福 : 「…これは?」

[メイン] 徐福 : 「残高0…?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………」
悪寒。残高0になってしまった者の……持ち主。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……徐福さん、メモ帳もあるみたいです」
メモ帳を拾い、徐福と一緒に見る。

[メイン] 徐福 : 「ん」

[メイン] GM : 「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものだ。私は今、奇怪の真っただ中にある。
あたりを探索してみた結果わかったのは―――これは単なる推察にすぎないが―――ここが死後の世界だということだ。記憶にないが、小生は爆発事故に巻き込まれ死んだのではないか。そして、どうやら小生には蘇る機会が与えられたようである。
何としても、この場所での体験を次の作品の題材としたい。その為にはここから脱出し、生きて現世に帰らなければなるまい。売店で購入したこのメモ帳に、考えを書き連ねていこう。
頭を働かせるには、やはり便所が一番だ。私はたいてい、作品を書くときも便所に籠るものだ。
しかし、やはりわからない。「更新」とは一体。「時間旅行」とは一体。過去を書き換え、死の運命から逃れろとでもいうのか―――そうだとすれば、ここから現世に干渉する手段が重要になりそうだが―――
はじめに出会った「火口」という男も、どこかへ消えてしまった。ロッカーを見るに、ここにはこれまでに何人もの人間が訪れていたのではないか。だとすれば、じきに「木山」という人間が現れるはずだ。ひと眠りし、頭を整理しながら待つのもよいだろう。

[メイン] 徐福 : 直樹に寄って取り敢えず覗き込む

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 見やすいように、メモ帳を徐福側へ傾けながら。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……こ、これは……!」

[メイン] 徐福 : 「…成る程」

[メイン] 徐福 : 「消えちゃうのか」

[メイン] 徐福 : 「……?」

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃんは会ってない、みたいだけど」

[メイン] 徐福 : 「これは…?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、そう、ですよね……?あ、あれ?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「なぜこの人は、木山さんのことを知って……?」

[メイン] 徐福 : 「多分ロッカー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!!」

[メイン] 徐福 : 「…悪い予感がする」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あ、じ、じゃあ……!?私達は順々にここに呼びだされて……
 先に呼び出された木山さんは……」

[メイン] 徐福 : 「他も見回ろう」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「は、はい!!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────消えて、しまう……?
そ、そんな……そんなことはあっては、いけない……!

[メイン] 徐福 : 「見つかるまではわからない!順番も法則性も謎だから!」

[メイン] 徐福 : 「だから!出来ることを!それだけ!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「! ……そ、そう、ですね……!」
徐福の喝になんとか、焦りが抑え抑えになりつつ。

[メイン] 徐福 : トイレを飛び出して、次は連絡通路を覗く

[メイン] GM : イマ駅と同じでシャッターが降りていますね

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ホーム目星しても何も落っこちてません?

[メイン] GM : 特には何も見つかりませんね

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 徐福 :

[メイン] 徐福 : 精算機も確認する

[メイン] GM : 黒い穴が開いていますね
中には刃物が見えます

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………そ、それはまだ、ダメ、ですからね」

[メイン] 徐福 : 「わかってるし、使う意味もないよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ちらりと、今度は事務室を覗いてみる。
爆弾物のようなものがないかどうか……。

[メイン] 徐福 : 「よし、じゃあ」

[メイン] 徐福 : 「改札か」

[メイン] GM : イマ駅と同じ顔の駅員が、モニターを見ている。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そう、ですね」

[メイン] 駅員 : 「ここはアノヒ駅ですよー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「こちら側には、無さそうなので……
 ……改札の向こう側、ですね」

[メイン] 徐福 : 「行こう」

[メイン] 徐福 : 改札にカードをかざして

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 改札に、カードをピッ。

[メイン] GM : 改札にカードを通すと、それぞれのカードから60点引かれる。

[メイン] system : [ 直樹 美紀(なおき みき) ] ポイント : 90 → 30

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 木山さんの姿はあります?

[メイン] 木山楓 : エレベーターの前に佇んでいる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あ!木山さん!」

[メイン] 木山楓 : 直樹の声に、驚いて振り向く。

[メイン] 徐福 : 「よかった…」

[メイン] 木山楓 : 「ふ、二人とも、無事だったんですね!?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ホッと一安心する。無事で良かった。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「はい、なんとか……3から2の数字に変わった時は本当にもう……
 どうなってしまったのかと思いましたよ……」

[メイン] 木山楓 : 「3から2?」

[メイン] 徐福 : 「エレベーターで見たんだ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] 木山楓 : 「エレベーター…」
顎に手を当て、少し考え込むようにして

[メイン] 木山楓 : 「そういえば、やっぱりエレベーターを使ってもダメだった…ようですね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい、まだ更新がどうとかと言ってましたけれども……
 あれは一体、なんだったのでしょうかね……?」

[メイン] 木山楓 : 「僕も一人で乗ったときに、更新がどうとかって聞こえましたね」

[メイン] 徐福 : 「ダメとも成功とも言えない、かも」

[メイン] 徐福 : 「…あー」

[メイン] 徐福 : 「そういうことか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ………"チャンス"、"更新"……むぅ。

[メイン] 木山楓 : といいますと?と、徐福の方に顔を向ける。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……?何か気が付きました?」

[メイン] 徐福 : 「いや、その時に乗ったから」

[メイン] 徐福 : 「あの人とは会わなかったんじゃないかと」

[メイン] 徐福 : 「で、更新されなかったっていうのは」

[メイン] 徐福 : 「多分その段階で"解決してない"から」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………!……な、なるほど……」

[メイン] 木山楓 : ふむふむとうなずく。

[メイン] 徐福 : 「前の人はトイレに篭ってて」

[メイン] 徐福 : 「木山さんも多分、こっちでまだ、見つけて…」

[メイン] 徐福 : 「!」

[メイン] 徐福 : 「ロッカーを見ないと!」

[メイン] 徐福 : 「私たちの次は居なかった、よな?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………!!!そ、そういえば、確かに……!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「じゃあ、私達が─────ラストチャンス……!」

[メイン] 徐福 : 「…よし」

[メイン] 徐福 : 「確認しよう、ロッカー」

[メイン] 徐福 : 「見つけないとダメなのは爆弾だけだ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : はい!と返事をし、共にロッカーへと向かう。

[メイン] 木山楓 : 2人に同行する。

[メイン] GM : ●ロッカー
ロッカーはすべて未使用になってる。すべて普通に開けられ、中にはそれぞれ物が入っている。

[メイン] GM : No.1 須藤  :
黒い表紙の本
青い液体

[メイン] GM : No.2 金田一 :
手帳 
名刺「江戸川探偵事務所 探偵 金田一針一」

[メイン] GM : No.3 土井原 :
スタッフ証「鉄火丼専門チェーン『フリージ屋』スタッフ 土井原 境」

[メイン] GM : No.4 日下部 :
警察手帳「日下部昭警部」

[メイン] GM : No.5 月城  :
図書館の職員証「月城朧」

[メイン] GM : No.6 火口  :
エレキギター(変形ストラト)
エフェクターケース

[メイン] GM : No.7 水戸  :
小説「八月の天狗」(作者水戸洸太郎、あらすじはありがちな推理小説)

[メイン] GM : No.8 木山  :
竹刀 
学生証(林崎第一高校二年 木山楓) 
予定帳

[メイン] GM : No.9 ~   :
探索者それぞれの所持品

[メイン] 徐福 : 「…手帳と」

[メイン] 徐福 : 「本」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 須藤の持ち物。明らかに怪しい……。
そう睨む美紀であり。
そしてその次にここに来た男の手帳、これがもしかしたら、須藤という者に繋がり得る何かに……?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………明らかに、須藤という人が怪しい持ち物を持っていますが
 どうしますか……?」

[メイン] 徐福 : 「保留、直に確認する前に安全そうのなものを」

[メイン] 徐福 : まずは手帳を確認する

[メイン] GM : ●金田一の手帳
7/8 
5:30 s宅前にて張り込み開始
7:00 朝飯はチキンサンド。うまい

11:40 s自宅を出る 尾行開始

11:58 石垣駅前で黒髪美人に気を取られてsを見失う。やっちまったぜ。

[メイン] 徐福 : 「………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………」

[メイン] 徐福 : 「残りは、本ね」
見なかったことに

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : やっちまったぜ。というメモ書きを残すのは、なんというか、どうなのでしょうか。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「はい」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : はい。

[メイン] 徐福 : 黒い本を開く

[メイン] GM : 黒い背表紙の本。背表紙には文字は書いていない。中は英語で書かれており、すべて読もうとすれば時間がかかりそうだが、いくつか付箋がしてあり、そこには蛍光ペンでメモがされている。

[メイン] GM : 付箋1 「悪魔を呼び出す」
付箋2 「敵に使う」「呼吸を阻害する呪文」
付箋3 「哨戒用」
付箋4 「敵に使う」「離れた敵を傷つける呪文」

[メイン] GM : 付箋1 「悪魔を呼び出す」

地底より、偉大なるものたちを滅ぼした悪魔を呼び起こす。彼らの住まう未開の地下都市の近くであればこの呪文は必ず成功するが、そうでなくとも呼び掛けに応じることはあるかもしれない。悪魔は激しい暴風により破壊をもたらす。

[メイン] GM : 付箋2 「呼吸を阻害する呪文」

対象の肺を水で満たし、溺死させる。対象の現在の姿さえ見えていればどこからでもこの呪いをかけられる。

[メイン] GM : 付箋3 「哨戒用」

周囲の生命体を感知する。瞳を閉じれば、うすぼんやりとした生命のイメージが脳へ流れ込む。

[メイン] GM : 付箋4 「離れた敵を傷つける呪文」

目に見えない刃を作り出し、遠くまで飛ばす。対象との間に遮蔽物があれば、攻撃はその遮蔽物を傷つけることになる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 徐福の横に立ち、そしてそこに書き込まれている、異様も異様な文字の羅列に
ぶるりと、体が震えあがった。まるで漫画のような内容なのに
それがまるで、真実味を怯えているようで─────。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そして何よりも……
─────悪魔は激しい暴風により破壊をもたらす。
……これは、私達が持っていた持ち物の有様が、語っている。
ある意味、物的証拠になってしまっている。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────こ、これが、爆破事件の……?ま、まさか、そんな……」

[メイン] 徐福 : 「………………つまり」

[メイン] 徐福 : 「悪魔の召喚が原因になるとは………」

[メイン] 徐福 : 「陰謀論も真っ青ですよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………ただ私達はもう既に……非現実的な状況に……
 そうなりますと………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────悪魔の存在だけを信じない、というには。
それこそ、"根拠"が無い。

[メイン] 木山楓 : 「あはは。そうですね。まったく笑えませんが…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 顎に手をやり、思考に耽る。

[メイン] 徐福 : 「まぁそうだね」

[メイン] 徐福 : 「何より………………」

[メイン] 徐福 : 「あんな壊れ方してたんだし、爆弾の方があり得ないよな」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ですね、雨風に強く当たったような、異様な壊れ方
 地下鉄なのに、ですからね……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ですか徐福さん、これが爆破原因として……
 そ、それなら、今の私達に何ができるんです……?」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「この本を処理すればそれで終わり……という
 そんな、簡単な終わり……なのでしょうか……?」

[メイン] 徐福 : 「…………」

[メイン] 徐福 : 「いや」

[メイン] 徐福 : 「そうだな、こんな言葉があるよね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 徐福の方へ目をやり、話を聞く。

[メイン] 徐福 : 「"人を呪わば穴二つ"」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!」

[メイン] 徐福 : 「此処はアノヒだけど、現実じゃない」

[メイン] 徐福 : 「何より、本であるという事は」

[メイン] 徐福 : 「覚えられてる可能性の方が十分ある」

[メイン] 徐福 : 「だから…………」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………!そ、そう、か……!じゃあ、本当の爆破原因は……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ロッカーへ、ちらりと視線。
そして、汗がたらりと。

[メイン] 徐福 : 「術者だね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……」
こくりと、頷く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : その視線の先にある、「須藤」という名前。

[メイン] 徐福 : 「………正直、こんな方向で仕事が絡むとは」

[メイン] 徐福 : "呪術"だとかの学者なので、いやはや

[メイン] 徐福 : 「……そういえば」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……あ、はい」

[メイン] 徐福 : 「あの"探偵、確か"」

[メイン] 徐福 : 「探してるんだよね、その人」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、そういえば、そうでしたね
 ……あ!公衆電話!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ハッ、と気が着くように。

[メイン] 徐福 : 「私が掛けるよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : イマ駅では、"今"と繋がった。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : じゃあ、アノヒでは─────?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……すみません、よろしくお願いします」
こくりと頷く。

[メイン] 徐福 : 「ん」

[メイン] 徐福 : 「見失ったとしても、こっちは違うんだからね」

[メイン] 徐福 : 電話の前に立ち、息を吸う

[メイン] 徐福 : "覚悟"が要る、これまで以上に

[メイン] 徐福 : 此処からは…

[メイン] 徐福 : そう思いつつ、カードを差し込み

[メイン] 徐福 : 探偵へと電話をかけた

[メイン] : 『…もしもし?』
男が電話に出る。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ごくりと唾を飲み込み、その場を見届ける。

[メイン] 徐福 : 「どうもどうも、探偵の金田一さんでしょうか?」

[メイン] : 『…そうだが』
少々警戒している声色で話す。

[メイン] 徐福 : 「いやあその、お仕事を頼みたいと思いまして…人探しなんですけどぉ~」

[メイン] 徐福 : ちくしょう警戒しやがって、どっちも社会人だろー!?

[メイン] : 『ああ、依頼の電話でしたか』

[メイン] 徐福 : 「ええ!すいませんねちょっと~…」

[メイン] : 『今、別件の仕事の最中でして、折り返し電話をさせてもらってもよろしいでしょうか?』

[メイン] 徐福 : 「む、ああ…その」

[メイン] 徐福 : 「もしかしてですが、其方の仕事は"須藤"という相手だったりします?」

[メイン] 徐福 : 素直に答えて欲しいけども

[メイン] : 『………』

[メイン] : 『どこのどなたか存じませんが、守秘義務なのでお答えできませんね』

[メイン] 徐福 : 「知人も少しアテがあると言ってて、もしやと思いましてね」
仕方ない此処は…

[メイン] 徐福 : "言いくるめ"るしかないかな

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 徐福 : ccb<=90 言いくるめ (1D100<=90) > 29 > 成功

[メイン] 徐福 : 「まぁその、ちょっとしたすれ違いかもしれませんしね?ええ」

[メイン] 徐福 : 「もし同じでしたら同額か、言い値でも依頼料は用意しますから」

[メイン] : 『…ふむ』

[メイン] 徐福 : 「私としては須藤さんが持ち出した書籍さえ確保出来たらいいんですよ」
まぁアノヒには持ってるはずだからね

[メイン] 徐福 : 「ですので、どうかこのまま、独り言でも構いませんので」

[メイン] 徐福 : 「少しでも情報があると嬉しいな、と」

[メイン] 徐福 : どーだ!納期をごねる為鍛えた話術!

[メイン] GM : 1分ほど通話したとき、ノイズが走る。

[メイン] 徐福 : 「…っ」

[メイン] : 『何だ?地震か…』

[メイン] 徐福 : 「…ああ、もう!」

[メイン] : ブツッ、ツーッツーッツーッ。

[メイン] 徐福 : ……………やられた

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………………」
しょぼくれたように。

[メイン] 徐福 : 「…くそっ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……間に合い、ませんでしたか……」

[メイン] 徐福 : 「アッチでは、そうみたい」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 徐福の表情から、何が起こったのかが……脳裏。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「こっちでは止まっているはずなのに……くぅ……!」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「止まっては無いよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そう言い、モニターの方へちらりと視線を。

[メイン] 徐福 : 「一分間を繰り返してる、のなら」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「ん?」

[メイン] GM : ●モニター
モニターには同じように駅のホームの様子が映されているが、こちらは特に工事中ではなく、普通に利用者がちらほらと映っている。
画面の右上には「CH0」とある

[メイン] 徐福 : 「ああ」

[メイン] 徐福 : 「そうか」

[メイン] 徐福 : 「それがあるか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……?何か気づいたことでも……?」

[メイン] 徐福 : 「いや、う~ん、二択」

[メイン] 徐福 : 「そっちのモニターで目星を付けるか」

[メイン] 徐福 : 「事務室のモニター、録画でもないかなぁと」

[メイン] 木山楓 : 徐福の言葉を聞き、モニターの方に目を向ける。

[メイン] 徐福 : 「だって、間違いなく」

[メイン] 徐福 : 「どっちかには映ってるはずだし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………須藤という方が、ですね……そうなると……」

[メイン] 徐福 : 「で、出来れば録画があると嬉しいんだよな」

[メイン] 徐福 : 「特定は簡単だもん」

[メイン] 徐福 : 「"初めに改札通った奴"は須藤の筈だし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!……であれば……!」

[メイン] 徐福 : 「聞いてみよ~」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : まずモニターは目星可能ですか?

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : CCB<=95 判定【目星】 (1D100<=95) > 37 > 成功

[メイン] GM : 直樹がモニターを良く見ると、映像の中に自分たちがいることが分かるだろう。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……………」
ふと脳裏に浮かぶ、一つの可能性……。

[メイン] 徐福 : 「………ん?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 自分の持ち物をモニターに投げたらどうなります?

[メイン] GM : 投げてもモニターに映る人物には変化はありませんね

[メイン] 徐福 : 映ってる自分ってのは

[メイン] 徐福 : 当時の自分?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……駄目でしたか、このモニターは、この日の駅を写すものでしかない
 ………"遮蔽物"」

[メイン] 徐福 : 「でも、使える筈だ」

[メイン] GM : 7/8のあなた達の姿を映したものですね

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ふと、嫌なことが思いついてしまう。
この事件、爆弾処理をするには─────。

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……徐福さん、あの……さっきの本の内容、覚えてますか……?」

[メイン] 徐福 : 「ああ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……"対象の現在の姿さえ見えていればどこからでもこの呪いをかけられる"」

[メイン] 徐福 : 「どれが"使える"か考えてる」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………もし、このモニターで、須藤という方が、見えたのだとしたら……」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 手に汗が、じんわりと。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ……人を呪わば穴二つ。

[メイン] 徐福 : 「いいかな」

[メイン] 徐福 : 「人の悪意というのは、往々にして果たされない方が良いじゃない」

[メイン] 徐福 : 「そう言う事だよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………それは、その通りですが……
 ……その、違う方法がもしあるなら、今は……その案は……
 聞かなかったことに、してください」

[メイン] 徐福 : 「………そりゃあさ」

[メイン] 徐福 : 「"せずに済む"ないあ一番だ、それは私も一緒」

[メイン] 徐福 : 「だって、言ったろ?」

[メイン] 徐福 : 「人を呪わば穴二つ、それが」

[メイン] 徐福 : 「自分にだって向いてくることもある、からね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと、頷く。
なので─────その方法は、保留。

[メイン] 徐福 : 「さ、考えよう」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : まだ他に方法はあるはず。

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「そういや」

[メイン] 徐福 : 「あの青い液体は一体?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……確かに、あれは一体なんでしょうか……?」

[メイン] 徐福 : 「本でいっぱいいっぱいで忘れてた」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ちらりと、ロッカーの方を見やりながら。

[メイン] 徐福 : その液体を医療で調べてもいい?

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 徐福 : ccb<=90 (1D100<=90) > 29 > 成功

[メイン] GM : 見たことがない薬。臭いなどから、眠気が覚める元気ドリンクのような成分が含まれていそうだが、毒性の物質が含まれていることもわかる。

[メイン] 徐福 : 「…?」

[メイン] 徐福 : 「取り敢えず触れないように、怪しい液体っぽい」

[メイン] 徐福 : 「下手したら覚醒剤の類かも」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : わかりました。と頷きながら、美紀はモニター画面をじっと見て
思考に入っていた。

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「正直、どうできるかがわかんないというか」

[メイン] 徐福 : 「…今からできる事は、本当に少ない」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────チャンネル……このモニターは、駅を映している……。
……他に、映しているものが、ある……?
でも、モニターの映像を切り替えること自体、できるかどうか、分からない……。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……すみません、ちょっと気になることがあるので」

[メイン] 徐福 : 「ん?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そう言い、徐福と木山へぺこりと頭を下げた後
てくてくと、事務室のロボへと、すみません、と声を掛けてみる。

[メイン] 駅員 : 「なんですかー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あ、すみません……そのー、あそこにモニター、あるじゃないですか……?
 あの、"CH0"の意味って……一体……?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : これがもし、チャンネルを意味するのだとして─────。
……他に、何かを映すことが、できるのでは?
そこから、さらに深く、"アノヒ"に起きた出来事を深く調べることができるのでは……?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そう思い、美紀はじっと、駅員のロボを見つめ、その答えを待った。

[メイン] 駅員 : 「リモコンで別チャンネル映せますよー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「!!! ほ、ほんとですか……!?それではリモコンで映像
 変えてもらってもよろしいでしょうか……!?」

[メイン] 駅員 : 「えー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「お、お願いします……!その……ポ、ポイントなら……
 支払い、ますので……」

[メイン] 駅員 : 「そうですね、カードのポイントで買ってもらうようなものでもないですが……ただで見せるというわけにもいきませんからー」

[メイン] 駅員 : 「私はあなたたちの文化に興味がある。あなたたちの中で、何かこの時代の文化として貴重な情報と引き換えにリモコンを貸してあげましょう。」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「え……?」
……ぶ、文化……?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 目をぱちぱちとさせ、狼狽える。
私達の、文化……えっと、えっと、そ、それ、なら……?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ごそごそと、ポッケからコインを取り出す。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そ、それなら、その……コイントス、とかは、どうでしょうか……?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「迷った時に、人は、運に頼ることもあるんです」
……文化なのかどうかは、分かりませんが……。

[メイン] 駅員 : 「見てから判断しますー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……わかりました、では……表と、裏
 どちらかを選択してください」

[メイン] 駅員 : choice 表 裏 (choice 表 裏) > 裏

[メイン] 駅員 : 「裏で」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷き。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「では、私は─────表です
 ……表が出ましたら、お願いを聞いていただきます」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そうして、ぴぃん!と親指でコインを弾く。
くるくると、宙にコインが舞う。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : CCB<=50 判定【芸術(ギャンブル)】 (1D100<=50) > 73 > 失敗

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────結果は、裏。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……うぅぅ、ツいてなかったです……」
しょんぼりと。

[メイン] 駅員 : 「なるほどー」

[メイン] 駅員 : 「運に頼る。非効率的で合理性もないですねー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………あ、あははは……そう、ですね
 進むべき道が分からない時は……なんでもいいので
 根拠を得ようとするんです」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「分かれ道があって、どっちを進んでいいか分からない時
 そんな時に、背中を押す存在として、運に身を委ねる……
 ………私も、昔はほとんど、そんな生活をしてました」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 遠い目をしながら。

[メイン] 駅員 : 「溺れるもは藁をも掴む」

[メイン] 駅員 : 「これもあなた方の文化ですね」

[メイン] 駅員 : そう言うと、スッと駅員はリモコンを渡す。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────えっ……!?」
びっくりしたような顔。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あ、で、でも私、賭けに負けてしまったと言いますか……」

[メイン] 駅員 : 「私は勝ち負けではなく、文化を見せろと言いましたからねー」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………駅員さん……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 表情をほんの少し緩ませながら、頭を下げる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ありがとうございます」

[メイン] 駅員 : 「モニターはある1分間を繰り返し映しています。リモコンでチャンネルを→No.1,2,3 …と送れますよ」

[メイン] 駅員 : そう言うと、またモニターの方に目をやる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ふむふむ……と説明を聞き、実際に、ピッ、とリモコンを操作する。
1から順に映像を見て行ってみる。

[メイン] GM : ch1.開かれた本が映っている。本ばかりを映しておりあたりの様子はほとんどわからないが、狭い通路のような場所に見える。

[メイン] 徐福 : 「あ、変わった」

[メイン] GM : ch2.このチャンネルはまるでカメラが動いているかのように映るものが目まぐるしく変わる。
初めに駅の南口の改札が映る。そのままカメラが改札を通り抜け、男子トイレの中へと移動する。
トイレの中を一通り映した後、カメラはトイレから出て、男子トイレの入り口を映し続ける。

[メイン] GM : ch3.スマホの画面がツイッターを開いている。駅のホームの床が映っている。

[メイン] GM : ch4.地下鉄駅のホームが映っており、カメラの正面に中年の女性と、若い女性、小学生くらいの男子が映っており、それぞれの人物にカメラの視点が移る。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………あれ、これって、監視カメラの映像じゃ……ない……?」
徐福、木山のもとへ戻り、一緒にモニターを見る。

[メイン] 徐福 : 「っぽい」

[メイン] 徐福 : 「明らかにおかしい」

[メイン] 木山楓 : 「そのようですね」

[メイン] 木山楓 : 顎に手を当て、何かを考えるように。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……こ、これは一体、どういう法則性で……?」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「それぞれの人物?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………!!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、それは……ロッカーの……!?」

[メイン] 徐福 : 「恐らく」

[メイン] 徐福 : 「本の内容で"どっち"か分かる」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「! じゃあもう1度、チャンネルを1にします!」
ピッ、と変える。

[メイン] 徐福 : 「ありがとう」

[メイン] 徐福 : 本の内容を確認

[メイン] GM : No.1の須藤のロッカーに入っていた本と同じように見えますね

[メイン] 徐福 : 「…よし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 狭い通路の場所とかに見覚えはどうですかね……?

[メイン] GM : 連絡通路のように見えますね

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「むむむむ……これが手掛かり、ですか……
 となりますと、うーーーん……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 腕を組みながら、唸る。

[メイン] 徐福 : 「他のCHも見よう」

[メイン] 徐福 : 「1~10くらいは、あるかもしれない、はず」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、そうですね」
徐福に言われた通り、チャンネルを全部見てみる。

[メイン] GM : ch5.初めに石垣駅の南改札口の映像が映り、カメラが改札を通り、女子トイレのほうへ移動する。
南改札口を通るときに、改札口のすぐそばに学校ジャージを着た学生らしき人物の後ろ姿が映っている。(背丈、竹刀袋を背負っていることなどから木山だとわかる)
カメラは女子トイレのほうへ進んでいくが、その途中で映像は途切れる。

[メイン] GM : ch6.このチャンネルは画面が薄暗い。
薄暗くて見づらいが、駅のホームの南側から北口側を映しているようす。

[メイン] GM : ch7.駅のホームの北口側から南口側を映していて、カメラの視点は右から左へと流れていく。
右のほうから家族連れの姿、ギターを背負った派手な髪の男、スマホをいじっている若者などが見える。そして、探索者の姿も映っていた。

[メイン] GM : ch8.南口の改札前から、駅のホームのほうを映している。あまり視点が落ち着かない。

[メイン] GM : ch9以降.探索者たちの視点。立っている場所はホーム南側の連絡通路前くらい。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……これで全部、ですね」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「さて、なら…」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「よし、もう一回電話してみるのはどうだろう」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「! ……相手は誰に、でしょうか」

[メイン] 徐福 : 「探偵」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ふむ……と顎に手をやり。

[メイン] 徐福 : 「連絡通路をさ、"映して"もらおうか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!!……須藤の、姿を見てもらう!」

[メイン] 徐福 : 「………………ただ」

[メイン] 徐福 : 「………いや、なんでもない」

[メイン] 徐福 : 「他に何か思い浮かぶ手はあるかな?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………一つだけ、不確かで、危険ですが、あります」

[メイン] 徐福 : 「!」

[メイン] 徐福 : 「言って頂戴、なんでも手がかりだ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : わかりました、と頷き。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「"現在"の私達に、「離れた敵を傷つける呪文」を教える
 そして……須藤の持つ本を、破壊してもらう
 ………というものです」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「…………」

[メイン] 徐福 : 「正直厳しいものがある、と思う」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………そう、ですよね……」

[メイン] 徐福 : 「だって、リミットが一分だから」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい……それにその……信じてもらえるかどうかも……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : それは、自分自身がよく分かっている。

[メイン] 徐福 : 「…色々な制限が重たいな、本当」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 急に自分と同じような声の主から電話がかかって来たとして

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 人を傷つける呪文を教え込まれ、そしてそれで人の持つ本を傷つけろ
そう命令されたとして……素直にはい、と……1分以内で行使できるのだろうか?

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……うぅぅ、わからないです……木山さんは何か案、ありますでしょうか……?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 助けを求めるような視線を送る。

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「………まぁね」

[メイン] 木山楓 : 「…そうですね。思いついたことはあります」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………!」

[メイン] 徐福 : 「!」

[メイン] 木山楓 : 「ただ、まだ確証がないので…」

[メイン] 徐福 : 「無くてもいい、詰められるならいいんだ」

[メイン] 木山楓 : 「わかりました」

[メイン] 木山楓 : ふうと息を吐き

[メイン] 木山楓 : 「''イマ''の僕たちがどうなっているかはわかりませんでしたよね?」

[メイン] 徐福 : 「………………そうだね」

[メイン] 木山楓 : 「でも、''アノヒ''のモニターに映る僕たちは元気に見えます」

[メイン] 徐福 : 「そうだね」

[メイン] 木山楓 : 「だから、エレベーターを使えば''イマ''と違って''アノヒ''に戻れるんじゃないかと思ったんです」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「エレベーター、か」

[メイン] 徐福 : 「成程、もう一個踏み込むことにはなるが」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………確かに、現実へ戻るボタンはありました」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「私達自身が向こうへ行き、急いで本を奪うことができれば……
 ………確かにそれは、手かもしれません」

[メイン] 徐福 : 「……ただ」

[メイン] 木山楓 : 「はい。先ほどのチャンネルを見ても、僕たちは連絡通路のすぐそばにいましたから」

[メイン] 徐福 : 「一発だけだ、一発のチャンス」

[メイン] 徐福 : 「………でも、一番手っ取り早いか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」
こくりと、頷く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そして、エレベーターへと視線をやる。

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 徐福 : 「行こう」

[メイン] 徐福 : 「………呪うより、良い事だろうし?」

[メイン] GM : ●EV
イマ駅とまったく同じ構造。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] 徐福 : そのままエレベータに入り

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「呪文を使わずに済むなら、私もそれが一番です」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そうして美紀もエレベーターへと入り。

[メイン] 徐福 : 「まぁね」

[メイン] 木山楓 : 乗ろうとして、その場で踏みとどまる。

[メイン] 木山楓 : 「先に乗ってください、僕は後から乗ります」

[メイン] 徐福 : 「……?」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………え?……き、木山さん……?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 困惑した様子で木山を見て。

[メイン] 徐福 : 「どうして?」

[メイン] 徐福 : 「危ないと思うけども」

[メイン] 木山楓 : 「…先ほど、カウントのこと教えてもらいましたよね?」

[メイン] 徐福 : 「………………うん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] 木山楓 : 「僕、最後に乗ったときに『0』と表示されていたんです」

[メイン] 木山楓 : 顔色が悪く、声が少し震えている。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────っ!!」

[メイン] 徐福 : 「………………成程」

[メイン] 徐福 : 「OK、じゃあ」

[メイン] 徐福 : 「待っていて」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そんなの、悪い予感しか……しません」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい、私も木山さんは、エレベーターに乗る必要は無い
 そう……思います」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………私達二人で行って参りたいと、思います」

[メイン] 徐福 : 「問題ないよ、すぐ終わらせる」

[メイン] 徐福 : 「これでも大人だしさ」

[メイン] 木山楓 : 「お願いします。どうかチャンスを逃さないで」

[メイン] 木山楓 : 「……また、会えることを願います」

[メイン] 徐福 : 「大丈夫」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい、木山さんも、無事で」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「また、会いましょう」

[メイン] 徐福 : 「……あの日でね」

[メイン] 徐福 : 手を振って、もう一度踏み込み

[メイン] GM : ボタンを押し、ドアが閉まると、EVは上へと昇っていく。

[メイン] 徐福 : 「上手くやろう、上手く」

[メイン] GM : 先ほどまで表示がなかった電光パネルに、「2→1」と表示されている。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 息を飲みながら、"その時"を待つ。

[メイン] GM : そして、急に視界が暗くなり、探索者は眠りに落ちる。

[メイン] 徐福 : 「………………っ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ぅっ………」
ぐらりと姿勢を崩し、膝を折る。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : かたい床の感触がある。
燃えるような激しい痛みを感じる。
何かとても重いものに身体を押し潰されている。
息が苦しい。

[メイン] GM : 気が付くとあたりには土埃のようなものが舞っており、バラバラと何かが崩れる音や、人間の悲鳴が聞こえる。

[メイン] GM : 痛みで今にも飛びそうな意識で、かろうじてそこが地下鉄駅のホームであり、自分の体が巨大な瓦礫に挟まれていることを理解した。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「が……げほっ……ごほっ……」

[メイン] 徐福 : 「……………ぎ、ぐ」

[メイン] 徐福 : 「が、は、ぁ…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ぼろぼろの体、足が、腰が、動かない。

[メイン] 徐福 : な、成程、そっか………

[メイン] 徐福 : "こうなってた"、か

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 全身から悲鳴が上がる。軋めく骨。
ふと目をしたにやれば、血反吐。
……自分が作ったものであろうものだ。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「そ、ん……な……くぅ……!うご、けな、い……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 必死に手を伸ばして足掻く、足掻く、足掻く。

[メイン] GM : 地下鉄駅のホームは何かが爆発したかのように破壊されていた。
そして、自分の近くにバラバラに折れた竹刀が落ちていることに気付く。
その竹刀の先に、人間が一人うつぶせに倒れている。木山だ。

[メイン] 徐福 : 「……ここじゃない、だろ…ここじゃ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!きやま、さ……ん……!」

[メイン] 徐福 : 「あとちょっと、もどせよお……!」
青ざめる体に反して、頭が熱くなる

[メイン] 徐福 : 怒りも沸くし、憎しみすらある、当たり前だ

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「し、しっかりして、くだざ、い……!木山、さ、ん……!!」

[メイン] GM : 木山はうつぶせに倒れたまま、震える右手でペンを持ちぼろぼろの手帳に何かを書いている。
そして、それを書き終えると、顔を上げてあなたのほうに話しかける。
木山の顔の左側に尖った瓦礫の破片が突き刺さっており、左目があるはずの位置から赤い血が勢いよく流れている。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : また会った光景が、こんなことに─────。

[メイン] 徐福 : 「…………ぐっ」

[メイン] : 「いま、わかりました……。駅から、出る前に……これで犯人を……、見つけ……させて……」

[メイン] 徐福 : 「…!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────!」

[メイン] GM : そう言って木山は手帳を持った右手をあなたのほうに懸命に伸ばそうとするが、その動きはすぐに止まる。

[メイン] GM : <CON*2>で判定どうぞ

[メイン] 徐福 : 「…………見つけ、させて………?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「木山さんっ……!?そ、そんな……がはっ、げほっ……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : CCB<=(8*2) 【CON×2】 (1D100<=16) > 86 > 失敗

[メイン] 徐福 : ccb<=20 (1D100<=20) > 63 > 失敗

[メイン] GM : 手帳の中身を見る前に、あなたたちは気絶する。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────………」
手帳を、しっかりと握りながらも。

[メイン] 徐福 : く、そ………

[メイン] GM : 探索者の意識も、ついに暗闇へと落ちていく。
頭の中に声が響いてくる。

[メイン] :  

[メイン] : 「更新されませんでした。現実世界へ戻ります」

[メイン] :

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ………

[メイン] GM : かたい床の感触がある。
ひやりと冷たい空気を感じる。

[メイン] GM : 気付くと、探索者たちは固い床の上に寝転がっていた。先ほどまでいた駅の構内のようだ。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……………」

[メイン] 徐福 : 「甘く見てた」

[メイン] GM : しかし、周囲に木山の姿は見当たらない。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : むくりと、起き上がる。
やつれた表情で。

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………」
いない……。

[メイン] 徐福 : 「よし」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」

[メイン] 徐福 : 「よし、よし」

[メイン] 徐福 : 「…………やるしかないんだよな、本当」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………はい」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 掠れた喉から絞り出すように。

[メイン] 徐福 : ロッカーへ

[メイン] 徐福 : 木山のロッカーを確認する

[メイン] GM : ●コインロッカー
先ほどまでと違うのは、No.8のロッカーが使用中になっていることだ。

[メイン] 徐福 : 開きそうにない?

[メイン] GM : <鍵開け>か<電子工学>で開けられそうですね

[メイン] 徐福 : 「こじあけてやろうか………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……やってみたいと思います」
ぺこりと徐福へ頭を下げながらも、眉に力が込められながら。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : CCB<=80 判定【鍵開け】 (1D100<=80) > 69 > 成功

[メイン] 徐福 : 「………ありがとう」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……"遠い昔"、身に着けたものでして」
にへら、と自嘲気味な笑みを見せながら。

[メイン] GM : ロッカーの中には無理やりに押し込まれた人間の死体がある。
そしてすぐに、それが木山のものであると気付くだろう。SANc(1/1d4)

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : CCB<=60 【SANチェック】 (1D100<=60) > 30 > 成功

[メイン] 徐福 : ccb<=60 (1D100<=60) > 67 > 失敗

[メイン] system : [ 直樹 美紀(なおき みき) ] SAN : 60 → 59

[メイン] 徐福 : 1d4 (1D4) > 2

[メイン] system : [ 徐福 ] SAN : 60 → 58

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────っ……!……ごめん、なさい……木山さん……」

[メイン] 徐福 : 「………………"そういう"」

[メイン] 徐福 : 「………………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ……手帳は、ありますでしょうか

[メイン] GM : 木山の死体の右手から、何かが落ちる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……………」
それを見て、ゆっくりと手を伸ばし
その内容を、徐福と一緒に見るように。

[メイン] GM : それはぼろぼろになった手帳だ。

[メイン] GM : 血や砂のようなもので汚れていて読みづらいが、後ろのほうのページに汚い大きな文字で
「080 ×××× 1975」と書かれている(×のとこはちゃんと数字が書いてあります。)
携帯の電話番号であることは推測できる。

[メイン] 徐福 : 「…………」

[メイン] 徐福 : 「電話番号」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……そのよう、です」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「木山さんが最後に、私達に託した………手掛かり」

[メイン] 徐福 : 「…………掛けないとね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷く。

[メイン] 徐福 : 振り返り

[メイン] 徐福 : 「………イマかアノヒかはわからないけど」

[メイン] 徐福 : その電話番号にかけてみる

[メイン] : 「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません」

[メイン] 徐福 : 「………………OK」

[メイン] 徐福 : 「よし、行かないと」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………はい」

[メイン] 徐福 : 「………………アノヒに」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 静かな顔で、悲しげな顔で頷く。

[メイン] 徐福 : 「全部解決するしかない、それだけ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………はい、必ず解決、します」

[メイン] 徐福 : 改札に向き

[メイン] 徐福 : 「足りない分はもういい、仕方ない」

[メイン] 徐福 : カードを改札にタッチして、ホームへ

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 同じ、美紀もまた改札へカードをタッチし
アノヒへ向かうために、ホームへ。

[メイン] GM : 改札でカードをタッチすると普通に通れる。ホームに行くとすぐに電車が到着する。

[メイン] 徐福 : 「行こう」

[メイン] 徐福 : 電車に乗り込み

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと頷き、電車に乗る。

[メイン] GM : 2人が電車に乗り込み、電車が動き始めるとアナウンスが鳴る。

[メイン] : 「本日は、時間鉄道をご利用いただき、ありがとうございます。次は、アノヒ、アノヒ。降り口は左側です。」

[メイン] GM : 一駅分くらいの時間で、アノヒ駅に到着する。

[メイン] 徐福 : 「………………」
すぐに出ていき

[メイン] 徐福 : 「"清算"か?」

[メイン] GM : 改札のバーは閉じていますね

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………」

[メイン] 徐福 : 精算機に

[メイン] 徐福 : 「…………あはは、まぁ」

[メイン] 徐福 : 「ここに来て本当に、二人三脚とは」
苦笑いしつつ

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………わかってます、わかってます
 これは……戒めですから」
徐福に苦笑し返す。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「それに……爆破で私達はもう既に、死んじゃっているんですから、ね」

[メイン] 徐福 : 「まぁ、ね」

[メイン] 徐福 : 「ただその、そのね、えーっと」

[メイン] 徐福 : 「私ほら、腕はまだ欲しいから…」

[メイン] 徐福 : 「…ちょっとのあいだ、よろしくね…」

[メイン] 徐福 : 精算機をタッチ

[メイン] GM : 「カードへチャージ」を押すと、カードのクレジットを追加します。カードを挿入してください。

[メイン] 徐福 : 「…」
そのまま挿入

[メイン] GM : 「お支払方法を以下の四つからお選びになり、挿入口へ挿入してください」「1.右腕 60点 2.左腕 60点 3.右脚 70点 4.左脚 70点」

[メイン] 徐福 : 「…左脚ね、うん」

[メイン] 徐福 : ポチ

[メイン] 徐福 : そのまま

[メイン] 徐福 : 細い足を、穴の中に

[メイン] GM : 穴に足を突っ込むと、チャージが始まる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 目をきゅっと閉じる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : あまりにも、痛々しい光景が眼前で起ころうとしている。

[メイン] 徐福 : 「…」
怖い、怖い怖い…!

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 体が震える。
……このチャンスさえものにすれば、元に戻るということは分かっていても
それでも、それでも……痛いのは、怖い、恐ろしい。

[メイン] GM : 穴に足を突っ込むと、不意に穴の入り口がぐっと締まり、あなたの足をがっしりと捕まえた。
そして、機械の駆動音がなり始めたかと思うと、あなたの足を強烈な痛みが襲う。肉が切り裂かれる、耐えがたいほどの痛み、そして炎のような熱さを感じる。

[メイン] 徐福 : 「が、があああっ、あ、あああ…!!!」
痛い、痛い…!

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 急いで徐福の元へ走り、体を支える。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「徐福さんっ………!!」

[メイン] 徐福 : 「ぐ、う、ううう…あああ!!!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 応急手当をします!

[メイン] 徐福 : 「脚、脚が…あ、ああもう…」

[メイン] GM : そして、あなたの足は解放される。それも当然である。あなたの足はすでに切り離され、黒い穴の中へ吸い込まれていったのだから。

[メイン] GM : その前に

[メイン] GM : ものすごい痛みなので、CON*5でショックロールを行う。
また、耐久力を4分の1ほど、SANを1ほど固定で失う。

[メイン] 徐福 : ccb<=50 (1D100<=50) > 8 > スペシャル

[メイン] system : [ 徐福 ] SAN : 58 → 57

[メイン] system : [ 徐福 ] HP : 10 → 7

[メイン] GM : ことが済むとカードが70ポイント数字を増やして返却される。

[メイン] 徐福 : 「ぐぅ…くぅ…」

[メイン] GM : 応急手当いいですよ

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : CCB<=80 判定【応急手当】 (1D100<=80) > 69 > 成功

[メイン] 徐福 : 「よかった、気は失ってない…けど、も」

[メイン] GM : 1d3回復

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「すぐに止血します………!!!」

[メイン] 徐福 : 「あ、あ…ありがとう」

[メイン] 徐福 : 1d3 (1D3) > 3

[メイン] system : [ 徐福 ] HP : 7 → 10

[メイン] 徐福 : 「…ふ~…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 徐福の、無くなってしまった、痛ましい脚を見て
眉に力を込めながら、ビリリッ!!とスカートの裾を破き。

[メイン] 徐福 : 「…ごめんね、本当」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : しっかりと、徐福の補く破いたスカートの一部で太ももを縛る。
そうして、そのまま包帯代わりに残りを巻き付け。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……言ったじゃないですか、二人三脚、と」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : にへらと笑い。

[メイン] 徐福 : 「…まぁ、まぁね」

[メイン] 徐福 : 「…大丈夫、もう痛みは堪えた」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……すみません、私は、もしかしたら気を失ってしまうかもです」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ふふ、それなら、良かったです」

[メイン] 徐福 : 「大丈夫だよ、まぁ」

[メイン] 徐福 : 「そういうのは何とかする」
一応、医療の知恵だって私もあるのだから

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ありがとうございます」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 頭を下げ、そして今度は、自分の番。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : カードを入れ、チャージボタンを押し
……おそるおそる、己の腕を差し入れる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ばくん、ばくん、ばくん、ばくん、ばくん、ばくん。
心臓音が荒ぶる。脂汗が全身からにじみ出る。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 徐福と肩を組めるように、左腕を……。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────ざしゅっ。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「んぐっ…………!!!」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 歯を思いっきり食いしばる。
徐福と組んだ腕の力が、強くなる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : CCB<=(8*5) 【ショックロール】 (1D100<=40) > 88 > 失敗

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────ぐ……ぅ……ぁぁ……」

[メイン] 徐福 : 「直樹ちゃん!」
精算機を支えにグッと

[メイン] GM : 突然、駅構内にアナウンスが響く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そのまま、美紀の体は、だらりと……。

[メイン] 徐福 : 「…大丈夫、仕方ない…っ!?」

[メイン] : 「駅構内での気絶、居眠りその他意識を失う類の行動は、当駅のサービスの利用が困難になりますので、おやめください。早急に意識を取り戻されない場合、当駅よりご退場いただく場合がございますので、ご注意ください。」

[メイン] 徐福 : 「ああもう!」

[メイン] 徐福 : 応急処置!

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] system : [ 直樹 美紀(なおき みき) ] SAN : 59 → 58

[メイン] 徐福 : ccb<=90 応急処置 (1D100<=90) > 81 > 成功

[メイン] system : [ 直樹 美紀(なおき みき) ] HP : 9 → 6

[メイン] GM : 1d3回復と、気を取り戻します

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 1d3 (1D3) > 2

[メイン] system : [ 直樹 美紀(なおき みき) ] HP : 6 → 8

[メイン] 徐福 : スカートの端、飾りを千切り

[メイン] 徐福 : 気付けに体を刺激しつつ、ゆっくり起こす

[メイン] 徐福 : 「目を覚ませよ~…私の番だろ、上手くするから…っ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ハッ……!……あぐ……いっ…つ…
 はぁ……はぁ……す、すみません、徐福さん……
 情けないことに、気を……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 呼吸を荒げながらも、なんとか立ち上がり、徐福と肩を組む。
背中には、びっしゃりと汗の濡れた跡が残っており。

[メイン] 徐福 : 「情けなくないよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……!……この手当は……ありがとうございます」

[メイン] 徐福 : 「痛いモンは痛いし…ほら」

[メイン] 徐福 : 「やってくれた事はね…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 自分の腕の痛みが、少しだけ無くなっている。
適切な処置が施されたこと分かる。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………ふふ、徐福さんは、優しいです」

[メイン] 徐福 : 「お互い様」

[メイン] 徐福 : 「ほら…二人三脚でしょ?」

[メイン] 徐福 : 「こっちが何もしてあげられないなんて、ね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと、頷く。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい、これからも、一蓮托生、ですからね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そうして一緒に、ゆっくりと改札を抜けようとし。

[メイン] system : [ 直樹 美紀(なおき みき) ] ポイント : 30 → 90

[メイン] 徐福 : 「…これからも、か」

[メイン] 徐福 : …生きるってのは重いな、だから

[メイン] 徐福 : やっぱ悪趣味だ、コレ

[メイン] 徐福 : そう思いつつ、改札を出て

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 呼吸を合わせながら─────。

[メイン] GM : 改札にカードを通すと、それぞれのカードから60点引かれる。
バーが上がり、通れるようになる。

[メイン] system : [ 直樹 美紀(なおき みき) ] ポイント : 90 → 30

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 共に、公衆電話の前に立つ。

[メイン] 徐福 : 「もう一度、掛ける」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと同意する。

[メイン] 徐福 : 再びカードを入れて

[メイン] 徐福 : 電話番号を入れる

[メイン] GM : 木山の手帳に書いてあった番号を入力すると、電話がつながる。

[メイン] : 『はい、木山です。』
と、すこし緊張したような声が聞こえる。

[メイン] 徐福 : 「…どうも、徐福というものですが」

[メイン] : 『はい?えっと…徐福?』
聞き覚えのない名前に困惑気味。

[メイン] 徐福 : 「ああすいません、伝わってませんでしたか」
まぁそうか、なら…

[メイン] 徐福 : 彼女の"意図"を拾うしかない

[メイン] 徐福 : 「先生との待ち合わせ場所の連絡で頼まれてまして、同僚の教師です」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 徐福が電話した先が、木山であることを察し……。
ピッ、とモニターのリモコンを切り替えてみる。CHは8。

[メイン] 徐福 : 「ええと、確か連絡通路で待ってるように…と」

[メイン] : 『ああ!陸奥先生の』

[メイン] 徐福 : 「はい、すいませんね突然…」

[メイン] : 『いえいえ、僕も不安だったので、連絡してもらってありがたかったです』

[メイン] 徐福 : 「ならよかった、では」

[メイン] GM : ch8.南口の改札前から、駅のホームのほうを映している。あまり視点が落ち着かない。

[メイン] 徐福 : 「"当日"お会いしましょうね」

[メイン] 徐福 : モニターに目を移し

[メイン] : 『当日…?』

[メイン] 徐福 : 「では、お伝えしましたので~」

[メイン] : 『…はい。わかりました』
どこか納得がいっていないようだが、素直に従う。

[メイン] GM : モニターに映る映像が、連絡通路の方へ歩いて行く映像になる。

[メイン] 徐福 : 呪文を思い浮かべて

[メイン] GM : そこには怪しい男が本を抱えて立っている。

[メイン] 徐福 : 「…人を呪わば穴二つ、覚悟は出来てるよね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……!!……あれが、須藤……」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : そうして、徐福の覚悟を決めた顔を見て。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 美紀もまた─────真剣な瞳で、睨むようにモニターを見つめ。

[メイン] 徐福 : 「まぁ、私はこーいうのは、慣れてるから、調べてるし…」

[メイン] 徐福 : ccb<=44 (1D100<=44) > 72 > 失敗

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………徐福さんは、本当に頼りになるお人でした
 今回は、助けられてばかりでしたから……
 ……すみません、どうか、引導を」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────多くの命を蔑ろにした者への、天罰を。

[メイン] 徐福 : これでも、学者なんだぞぉ!

[メイン] 徐福 : ccb<=90 (1D100<=90) > 33 > 成功

[メイン] system : [ 徐福 ] SAN : 57 → 56

[メイン] 徐福 : よし…よし、言える!

[メイン] 徐福 : 「…"溺れろ"!!」

[メイン] 徐福 : 映像の先の、その姿に

[メイン] system : [ 徐福 ] MP : 12 → 4

[メイン] 徐福 : 1d6 (1D6) > 3

[メイン] system : [ 徐福 ] SAN : 56 → 53

[メイン] GM : 呪文が成功すると、突然、画面の中の男が苦しみだす。

[メイン] 徐福 : 「…ごめんね木山ちゃん」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 徐福 : 「…終わりだ」

[メイン] GM : 持っていた本を落とし、そのまま膝をついたかと思うと、口を開けながら連絡通路の床をのたうっている。そして、やがて動かなくなった。

[メイン] GM : 男の口からは、黒いタールのような液体が流れ出ている。

[メイン] 徐福 : 「自業自得、だよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………………」

[メイン] 徐福 : 「…よし」

[メイン] 徐福 : 「エレベータ行こう、直樹ちゃん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 木山さんに、こんな映像を見せてしまうことになってしまうのが
心苦しいですが─────。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……はい」

[メイン] GM : 男が動かなくなると、モニターの映像が停止する。そして、駅の中に放送が鳴る。

[メイン] 徐福 : 「これが約束なんだ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : こくりと、頷く。

[メイン] 徐福 : 「…ん?」

[メイン] : 「大きな更新がありました。階段から現実へ戻り、更新を確定してください。」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………!!……こ、これは……」

[メイン] 徐福 : 「ああ、階段なんだ」

[メイン] 徐福 : 「…じゃあ」

[メイン] 徐福 : 「そっちにしよっか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……ええ、そうですね、このまま一緒に、行きましょう」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「お疲れ様でした、徐福さん」

[メイン] 徐福 : 「直樹ちゃんこそ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────大きな役目を任せることになってしまい
 本当に、申し訳ありません」

[メイン] 徐福 : 「…まさか、私一人の仕事なもんか」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 肩を組みながら、ゆっくり、ゆっくりと、一緒に階段の方へ。

[メイン] 徐福 : 「木山ちゃんも、直樹ちゃんも」

[メイン] 徐福 : 「いなかったら出来なかったし、だから」

[メイン] 徐福 : 「此処くらい任せて貰って、全然構わなかった」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……で、ですが……その、爆破事件を起こした人であっても
 やはり人は、人ですし……
 ああいったことを、徐福さんお一人にさせてしまって……」

[メイン] 徐福 : 「…でも、まぁ、さ?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 心苦しそうな表情は、変わらない。
申し訳なさそうに、眉をハの字に。

[メイン] 徐福 : 「これで、二人を救ったヒーローでも、あるんじゃない?なーんて」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : その言葉に、ぷっ、と吹き出し。
緊張が抜けたように。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「なんですかそれ」
微小が、美紀の顔に戻りながら。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────そうですね、徐福さんは……ヒーロー、ですよ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 視線の先、階段の奥を見つめ。

[メイン] 徐福 : 「悪い奴を倒してあげたんだぞ~?」
うりうりと、寄りかかり

[メイン] 徐福 : 「…でもまぁ、でも」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「わぁっとっとぉ!?バランス崩れるからダメですってばー!」

[メイン] 徐福 : 同じく階段を見て

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………」

[メイン] 徐福 : 「ああごめん」

[メイン] 徐福 : 「…ま、まぁ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 二人の視線の先。変わった、未来の先。

[メイン] 徐福 : 「…二人が居ないなら、此処までする覚悟も無かったかもだし」

[メイン] 徐福 : 「…居てくれてありがとうね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………ふふ」

[メイン] GM : 階段を見ると、階段の近くの天井にある表示が、「↑ かきかえる」に変わっている。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : なんだか、徐福さん、可愛いところ、ありますよね。本当に。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「……こちらこそ、ありがとうございました
 では、最後まで気を引き締めて、ゆっくりと歩きますよ」

[メイン] 徐福 : 「…ん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 踏み外さないでくださいね?と念を入れ。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 階段を一歩ずつ、歩幅を合わせて。

[メイン] 徐福 : 足は一つだけだけども、ゆっくり

[メイン] 徐福 : 一段一段

[メイン] 徐福 : …帰ろう、あっちに

[メイン] 徐福 : 失ったものの重みを背負いつつ

[メイン] 徐福 : 得られた友の温もりを、微かに喜んで…

[メイン] GM : 階段を上っていくと次第に視界が明るくなっていく。そして意識が遠のく。

[メイン] GM : そして、頭の中に声が響く。

[メイン] :  

[メイン] : 「更新されました。現実世界へ戻ります。またお会いしましょう」

[メイン] :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : かたい床の感触がある。
ひやりと冷たい空気を感じる。
そして、誰かに体を揺すられている。

[メイン] : 「ねえ…ねえ、大丈夫ですか?」

[メイン] GM : 目を開けると、そこには、木山の姿があった。
あたりを見ると、そこは地下鉄のホームのようだ。幾人かの人が怪訝そうにこちらを見ている。

[メイン] 徐福 : 「あ…ぅ?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「………ん……」

[メイン] 徐福 : 起き上が…

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 目を擦りながら─────。

[メイン] 徐福 : れた

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────あれ、擦ったこの腕。

[メイン] 徐福 : 「…ん?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 左腕。

[メイン] 徐福 : 「あ、足だ」

[メイン] 徐福 : 素っ頓狂な事を言って、起き上がる

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あ、あれ……!?ほ、本当ですね……!?」

[メイン] 木山楓 : その様子を見ながら心配そうに

[メイン] 木山楓 : 「こんなところで倒れているから…本当に大丈夫ですか?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 困惑した様子で立ち上がりつつも。

[メイン] 徐福 : 「大丈夫、大丈夫…」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 木山を見て。

[メイン] 徐福 : 「えーっと」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「…………」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : にこりと、笑う。

[メイン] 徐福 : 「ありがとうね、スポーツ少女ちゃん」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────"また"会えました」

[メイン] 木山楓 : 「……?」
直樹の笑顔に困惑した様子を見せる。

[メイン] 徐福 : 「…ちょっと寝不足なだけです」

[メイン] 木山楓 : 「また…?」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ふふ、そうですね、寝不足です」

[メイン] 徐福 : 「…」

[メイン] 木山楓 : 「寝不足、ですか。うっかり線路に落ちないようにしてくださいね」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : ─────あの出来事は、無かったことになった。

[メイン] 徐福 : 「まぁ、当日、予定通りだから…」
なんて言っても伝わらないのはご愛嬌

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : つまり木山さんはもう、元通りの日常に。
……私達との、あの日々は無かったことに。

[メイン] 徐福 : 「…兎も角、大丈夫」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : でも、これでいいんです。

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「あはは、そうですね」

[メイン] 徐福 : まぁ、何より…

[メイン] 徐福 : あんなものを覚えていられるよりいいのだから

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「それよりも、えーと、あなたは……
 大事な方と出会う予定だったりするんじゃないですか?」

[メイン] 木山楓 : 「えっ、なんでそれを…」
と言いかけたところで

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「ふふ」

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 「─────ナイショです」

[メイン] 徐福 : にこり

[メイン] 徐福 : そうね、内緒

[メイン] 直樹 美紀(なおき みき) : 妖しげに笑い、口元に人差し指を立てる。

[メイン] 木山楓 : 「???」
また困惑顔になる。

[メイン] GM : そこに駅員がやってきて木山に話しかける。

[メイン] 駅員 : 「第一発見者の方ですね。少々お話しが…」

[メイン] 木山楓 : 「あ、はい」
駅員にうなずき、そのまま事務室へ向かおうとする。

[メイン] 徐福 : …後だったか

[メイン] 徐福 : 「…えーっと」

[メイン] 木山楓 : 別れ際、あなた達に振り向き

[メイン] 木山楓 :  

[メイン] 木山楓 : 「それじゃあお気をつけて。また会いましょう」

[メイン] 木山楓 :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : シャンクトゥルフ卓
「See You Again」

[メイン] GM : おしまい

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[雑談] system : [ 徐福 ] SAN : 53 → 59

[雑談] system : [ 直樹 美紀(なおき みき) ] SAN : 58 → 64